Honda CT125・ハンターカブ
大荷物も余裕で積める! 驚くべき荷物積載力
見てください、このリアキャリア!
初めて市販車を見たとき、たまげました。
配達用バイクとしてよく利用されている「スーパーカブ プロ」や「ベンリィ」、「ジャイロX」のキャリアと張り合えそうなほどの大きさです。
サイズは横幅409mm×前後477mm。前後に荷掛フックが備わり、上面はいい感じに肉抜きされていて「どんな荷物でも積んでくれ!」といわんばかりです。
今回はキャンプツーリング用のバッグの中でも最大級のものを積んでいきました。
それなのに、こんなにも余裕がある!
横幅ははみ出していますが、縦は余っています。このバッグはいままでいろいろなバイクに積載してきましたが、スペースが余ってしまうというのは初めてです。
今回は前詰めで積みましたが、後ろ詰めで積むとライダーが座るシートの後ろに余裕ができて、より快適かもしれませんね。
カブシリーズにはバッグではなく、ハードケースを装着される方も多いと思います。かなり大きな箱を詰めますよ。このキャリアは作りも頑強でとても頼もしい存在です。
荷掛フックも左右前後に計4カ所しっかりと備わっています。
開発者の方はどのくらい、どのように肉抜きするか、ということをものすごく考えたことでしょう。この絶妙な穴のおかげでとっても使いやすくなっています!
オフロードの走破性がキャンプではありがたい!
キャンプツーリングでは、多かれ少なかれ必ずといっていいほど未舗装路を走ることになります。
広いキャンプ場ではキロ単位で走らなきゃいけないことも。
そんなとき、CT125・ハンターカブはとても心強い!
前後17インチのタイヤに、オフロードの走破性を考慮して設計された前後のロングストローク・サスペンションを搭載。
サスペンションの動きがよく、フラットダートに限らず、けっこうなガレ場も走っていけます。
ハイスピードでダートを突っ走るという感覚ではなく、ゆったりとトレッキングするようなイメージです。最低地上高も高めの165mm。しかもエンジンのアンダーガードも標準装備。
一般的な林道なら、ほとんど気にすることなく淡々と走れるでしょう。
また、底が付きそうなガレ場だったり、亀の子状態になってしまいそうな倒木が現れた場合、足をついちゃえばいいんです。
(下に続きます)
大型のアドベンチャーバイクなどと違い、車体は軽いですし、足つきもいい。走りながらは厳しいと思える場所も、足をついてペタペタとゆっくり乗り越えればいい。
そんな安心感こそが、CT125・ハンターカブで林道や未舗装路を走るときの最大の武器なんですよ!
文:西野鉄兵