CT125・ハンターカブのツーリングは全然お金がかからない!
夏の終わりにCT125・ハンターカブで4泊5日、総走行距離約1000kmのツーリングをしてきました。
かかったガソリン代はトータルでおよそ2500円!
このツーリングの走行距離は1002kmで、消費したガソリンは19.73Lでした。平均燃費は50.78km/Lです!
レギュラーガソリン1L130円だとして、計算すると2525円に。
これ安すぎませんか? 1000kmも走ったのに!
CT125・ハンターカブは、原付二種です。なので高速道路は乗れません。そのため、高速道路料金は当然ゼロとなります。
4泊のうち、キャンプ場に2泊(1500円×2泊)、ビジネスホテルに2泊(3500円×2泊)で、計10000円。
あとはお腹がすいたらテキトーに食事をするだけの気楽な一人旅。
その結果、4泊5日のツーリングでかかった金額は25000円以下でした。
東京を出発して群馬・長野の志賀草津道路を経て、新潟の日本海へと出た今回のツーリング。思い出はたっぷりとできました。
リアルな話ですが、お財布には万が一のことを考え8万円くらい入れていったのに、帰ってきて5万円以上も残っていてびっくり。
もちろん一般道しか走れないので、遠出をすると時間はかかります。
でもそれがストレスかというと思いのほか、そうでもなかった。
これが例えば250ccで一般道しか走らなかったら、けっこう精神的につらいと思うんですよ。無理して節約している気持ちになりますし。
でも初めから高速道路を走れないバイクだと分かっていれば、一般道はとても楽しい。
何よりCT125・ハンターカブで、街道を走ったり山を越えたり、海岸線を流したりしているとき、とても幸せな気分になります。
時速50~60kmで快走しているときの恍惚感は、このサイズのバイクでしか味わえないものかもしれません。
ライダーたちの視線が熱い! 子どもに手を振られるCT125・ハンターカブ
「あ、バイクだ!」と子どもに手を振られるシーン、ライダーの方なら少なからず経験があると思います。
これがCT125・ハンターカブでツーリングをしていると抜群に多かった!
街道を走っていて信号待ちの際「ママ、バイク!」と子どもに指をさされるのはもちろん、前を走るクルマの後部座席から後ろをのぞく子どもにもよく手を振ってもらいました。
CT125・ハンターカブの人気は子どもたちに限ったことではありません。信号待ちで、横に並んだライダーの熱い視線を幾度となく感じました。
CT125・ハンターカブは、プロトタイプが2019年10月に行なわれた東京モーターショーでデビュー。その後、2020年6月26日に市販車の販売が開始されました。
東京モーターショー2019で世界初公開された「CT125」。製品版とは各部が少しずつ異なっています。プロトタイプとして登場したこのとき、車名に「ハンターカブ」の文字はありませんでした。
いまもっとも日本中のライダーが気にしている1台ともいえるでしょう。
また、今回ツーリングした赤色の車体(グローイングレッド)は、やたらめったら目立ちます(笑)
写真映えもしますしね。
キャンプシーンがとてもよく似合い、キャンプ場についてからずっと写真を撮影していました。
ガソリンを入れるたびに、スタンドの店員さんからは声をかけられ、ホテルに駐車した際は、バイク好きと思わしき方がずっと眺めていました。
見る人・乗る人をワクワクさせる魅力がデザインにもあふれ出ているのでしょう。
走っているうちにだんだん愛着が深まっていくというのもこのバイクの特徴です。しだいに自動遠心クラッチの呼吸をつかめるようになり、上手くシフトダウンができるようになります。
バイクのサイズ感も原付二種としては大きめで、存在感抜群。原付二種はその特性上、便利なコミューターだったり業務用として使われることも少なくありませんが、CT125・ハンターカブはちょっと違います。
もちろん街乗りもキビキビと走れて、小回りもきくし、便利なことこの上ありません。
でもそれ以上に「楽しい!」という気持ちを常に感じていました。
きっとすでに購入されたオーナーさんすべてが「これでいいや」ではなく「これがいいんだ!」とCT125・ハンターカブを選んだことでしょう。
本当にこのバイクは『稀有な存在』といえるかもしれない。
存分に、所有欲が満たされるバイクです!
文:西野鉄兵