アルミ地のままではアレなのでカラーリングを模索する
完成したアルミのアンダーガードはそのままでは目立ちすぎというか、自己主張が強すぎなので、カラーリングを施すことにした。
と言っても、一体どんな方法がいいだろう?アルマイト?それともカーボンでカバー作る?色々悩んだ結果、ステッカーでカバーしてしまおうと思いついた。
アルマイトは傷が目立つし、カーボンは高い!でもステッカーだったら、万一転んでも張り替えればいいのでリーズナブルだし、何よりデザインが自由だ。
そうだ!どうせなら車体全体もオリジナルでデザインしてしまおう!
そしてやって来ました姫路…もちろん自走です
というわけで、SNSを通じて「どこかデザインしてくれて、なおかつ張り込みもしてくれるところないかな?」と尋ねてみたら、素早く返信をくれた男が1人。
それがこの人!
全日本モトクロスチャンピオンの小島庸平選手!
「僕もお世話になっているデカール屋さんなので、おすすめです!」と紹介してくれたのが、姫路にあるデザインファクトリー。
ひ、姫路…遠いな(汗)
でも、せっかくの庸平君の紹介だし、いっちょお願いしてみよう!というわけで、早速姫路に行き、アフリカツインを持ち込んでみた。
代表の岩木さんは、庸平君意外にも全日本トライアルのチャンピオンである小川友幸選手のマシングラフィックを担当してるとか。そりゃ確かにオススメだよね!
というわけで、岩木さんには以下の通りに注文。
「CRF450RALLYのイメージにしつつ、なおかつホンダのシンボルであるウイングマークをあしらってください!」
…オーダーざっくりし過ぎてる(笑)
まあ、当然ながら製作には時間がかかるるので、まず型取りをお願いして、その後アフリカツインを回収。帰り道がてらプチツーリングを楽しむことにした。
思えばアチコチ行ったもんだ…アフリカツインは旅の相棒です
ハイ!まずはお約束の姫路城!
時期が時期だけに、人が全然いない!通常だったら人が多すぎてこんな写真なんて撮れないけれど、今回はバイクと姫路城の写真をキレイに撮れた。
帰り道、関西地区で人気の「針テラス」にも寄ってみた!
いました、お仲間アフリカツイン!無意味に隣に停めてみる(笑)
普通だったら、これだけ長距離の移動になると、バイクをトランポで運んじゃおう、ってなることが多いんだけど、アフリカツインに乗るようになってから、自走で移動することが増えたなぁ。冬の寒い時期ではあるけれど、長距離移動もそんなに苦にならないので、つい乗って出かけたくなる。
林道ツーリングに出かける機会も増えた。特に今年は紅葉が綺麗だったから、出かけるとなお楽し
い。3密を避け、平日に出かけるので、もちろん1人で走るのである。当然、道すがらすれ違うライダーもいない。
着いたらいつもこんな感じ。大自然を独り占めだ。
そして出かけたツーリング。「Xデー」は突如やって来た
アフリカツインに乗り出してから、仲間と走ることも増えた。
今回は同じアフリカツイン乗りである、俳優の大鶴義丹さんとも千葉にツーリングへ。
2人とも2020モデルの<S>に乗っているので、当然林道走行がメイン。ちなみに、義丹さんはアフリカツインを何台も乗り継いでいるので、アフリカツインのことも林道のことも私より詳しい。(笑)
今回の様子は彼のYouTube番組「大鶴義丹の他力本願」で見れるので、よければこちらもどうぞ。
冬になってもまだまだ走る!この歳になって、林道ツーリングをこんなにするとは思わなかった。
エンデューロバイクの様なレーサーチックなバイクだと攻めることしかイメージが湧かないけれど、アフリカツインだと林道が適度な難易度になって、走ってるだけで楽しいんだよね。
特に飛ばしたいという欲求も湧かない。速さなんかどうでもよくて、アクセルワークに対して反応するリアタイヤのグリップ感を感じるのがただただ楽しい。
決して無理はしない。無事走るのが大人のライダーというものだ。
…のはずだったんだけど!
「その時」は不意にやってきた。
落ち葉で路面が覆われた林道。気持ちよく走っていたら、隠れた石にフロントタイヤを弾かれ、そのまま転倒してしまった!
なんという不覚!
このアフリカツインに乗ってから、今まで一度も転んだことないのに!あーもう、ついにやっちゃったよー!
スピードは大して出ていないし、バイクに体を挟まれることもなかったから怪我はない。でも、転倒してしまった動揺を隠せない。
傷!傷つけちゃった???
急いでバイクを起こす。
そして転んだ側のアンダーガードとサイドカバーをチェック…。
おおお!無傷だ!
アンダーガードもサイドカバーも無事!傷はついてない! ついた泥を払ったら綺麗なままだった。
よかったよー。(泣)
まあ、これで特製アンダーガードの有効性も確認できた。
いや本当はしたくないけど(苦笑)
とにもかくにも、林道はどんなに気をつけたって転ぶ時は転ぶのだ。散々注意して走っていたんだけど、それでも転んでしまうのだから、転ぶことが前提のガードはやっぱり必要だよね。
あーでも無事でよかった…。
ガードの効力があるのがわかったからもう安心!でももう転ばないよ!
協力:ホンダモーターサイクルジャパン、野口装美、ダートフリーク、サイン・ハウス
写真:三橋 淳
【次回予告】意外です。転んでも平気で笑ってるような先入観を三橋 淳に対して持ってましたが、こんなにも動揺していたなんて…。あれ、ひょっとして、動揺したのは、転ばしたのが試乗車じゃなくて自分のアフリカツインだから? …さて、次回はデカールが完成、理想のアドベンチャーにまた一歩近づきます。次回「灼熱のデカール」をお楽しみに!