BMW史上最大のフラットツインエンジンを積むクルーザーとして登場、世界中を驚かせたBMWのR18が日本上陸を果たした。迫力十分の巨体に、あふれんばかりの大トルクを誇るエンジンの組み合わせは、日本の道にどう映えるのか?

BMW「R18 ファーストエディション」ライディングポジション・足つき性

シート高:690mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

画像1: BMW「R18 ファーストエディション」ライディングポジション・足つき性

大柄なライポジだが足着きはいい。ただUターン時にアウト側のグリップが遠め。小柄なライダーは工夫が必要だ。また、シフトペダルとシリンダーの隙間が狭め。エンジニアブーツなどを履く場合、ペダル位置の調整が必要だろう。

画像2: BMW「R18 ファーストエディション」ライディングポジション・足つき性

BMW「R18 ファーストエディション」タンデム(2人乗り)チェック

パッセンジャー・木川田ステラ/身長・体重:163cm・42kg

画像: BMW「R18 ファーストエディション」タンデム(2人乗り)チェック

ステップの位置やライダーとの距離、シートの高さといった、全てのバランスがちょうどよく、グラブバーこそありませんが、バランスを取りやすく、タンデムは快適です。特に厚めのシートは路面の衝撃を吸収しながらも、ワイルドなエンジンとトルクの良さを程よく体に伝えてくれるので、ビッグフラットツインならではのパルス感を楽しむ事ができました。(ステラ)

BMW「R18 ファーストエディション」各部装備・ディテール解説

画像: BMW「R18 ファーストエディション」各部装備・ディテール解説

1936年登場の名車「R5」をオマージュし、リジッド風のリアサスを採用したスタイリングは気品にあふれ、BMWの歴史と伝統を感じさせる。試乗車は「ファーストエディション」で、各部パーツがメッキ化され、ボディにはホワイトのダブルピンストライプが施される。

画像: OHV4バルブを採用した空冷フラットツインは1802㏄という大排気量。センターハウジングの両サイドには「1800㏄」のバッジも付く。

OHV4バルブを採用した空冷フラットツインは1802㏄という大排気量。センターハウジングの両サイドには「1800㏄」のバッジも付く。

画像: ライダーの足先が隠れてしまうほどのシリンダーの大きさが特徴。OHVのプッシュロッドは上側に配置され、視覚的にもその存在感を楽しめる。

ライダーの足先が隠れてしまうほどのシリンダーの大きさが特徴。OHVのプッシュロッドは上側に配置され、視覚的にもその存在感を楽しめる。

画像: 左インテークマニホールド脇にはアクセサリー用のヘラーソケットを装備。その隣はセルモーターを利用したリバースシステムの切り替えレバー。

左インテークマニホールド脇にはアクセサリー用のヘラーソケットを装備。その隣はセルモーターを利用したリバースシステムの切り替えレバー。

画像: 巨大なフィッシュテールマフラーが見る者にインパクトを与えるリアまわり。日本仕様は左サイドカバー内にETC車載器を標準装備する。

巨大なフィッシュテールマフラーが見る者にインパクトを与えるリアまわり。日本仕様は左サイドカバー内にETC車載器を標準装備する。

画像: 極太のフロントフォークはインナーチューブ径49㎜。ファーストエディションのブレーキキャリパーはメッキ仕上げのボディを採用する。

極太のフロントフォークはインナーチューブ径49㎜。ファーストエディションのブレーキキャリパーはメッキ仕上げのボディを採用する。

画像: 往年のデザインを継承したヘッドライトとウインカーだが、現代のモデルらしく、中身はいずれもLEDを採用しており、明るさも十分。

往年のデザインを継承したヘッドライトとウインカーだが、現代のモデルらしく、中身はいずれもLEDを採用しており、明るさも十分。

画像: 文字盤下部に備わる反転表示液晶モニターはギアポジションやライディングモード、エンジン回転数などを表示する多機能なもの。

文字盤下部に備わる反転表示液晶モニターはギアポジションやライディングモード、エンジン回転数などを表示する多機能なもの。

画像: ミニマムにまとめられたシートだが、肉厚でホールド性も十分。タンデム部は取り外し可能で、好みでソロ仕様にすることもできる。

ミニマムにまとめられたシートだが、肉厚でホールド性も十分。タンデム部は取り外し可能で、好みでソロ仕様にすることもできる。

画像: 独特の形状をしたウインカーレンズはLED。テールランプはウインカーと一体化されており、外枠がウインカー、中がブレーキ/ポジションとなる。

独特の形状をしたウインカーレンズはLED。テールランプはウインカーと一体化されており、外枠がウインカー、中がブレーキ/ポジションとなる。

画像: 高級車らしくスマートキーを採用。ファーストエディションはストライプ入りだ。給油口の開閉やハンドルロックにはメカニカルキーを使用する。

高級車らしくスマートキーを採用。ファーストエディションはストライプ入りだ。給油口の開閉やハンドルロックにはメカニカルキーを使用する。

BMW「R18 ファーストエディション」主なスペック

全長×全幅×全高:2465×950×1130㎜
ホイールベース:1725㎜
最低地上高:NA
シート高:690㎜
車両重量:345㎏
エンジン形式:空油冷4ストOHV4バルブ水平対向2気筒
総排気量:1802㏄
ボア×ストローク:107.1×100㎜
圧縮比:9.6 :1
最高出力:91.12PS/4750rpm
最大トルク:16.11㎏-m/3000rpm
燃料供給方式:FI
燃料タンク容量:16L
ステアリングヘッド角:57.3度
キャスター:150㎜
変速機形式:6速リターン
ブレーキ形式:前 Φ300㎜ダブルディスク/後 Φ300㎜ディスク
タイヤサイズ:前 120/70R19/後 180/65B16

文:宮崎敬一郎、木川田ステラ、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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