ホンダ「CT125・ハンターカブ」を購入した理由
皆さんこんにちは。今回からこの連載を担当することになったNOBUこと櫻井伸樹と申します。最初なのでざっくり自己紹介すると、普段は2輪業界で原稿を書いたり編集をしているフリーランスです。基本的にはツーリングやキャンプ、釣りが大好きなアウトドア派で、それが高じて最近ではオリジナルのテントなんかも作るキャンプ用品プロデューサーなんかもやらせていただいてます。
そんないつまでも大人になり切れず、旅だバイクだキャンプだと遊びまわっている僕が、近年まれに見る最高の冒険的遊びバイクだと感じたのがCT125ハンターカブです。今、売れに売れていますよね。これはもう「一目ぼれ!」という方も多かったんじゃないでしょうか。
かくいう僕も、一昨年のモーターサイクルショーでコンセプトモデルが展示されたときは、思いっきりボルテージが上がりましたね。ずっと程度のいいCT110を探していたこともあって、この出会いは本当に衝撃的でした。
ホンダ「CT125・ハンターカブ」ファーストインプレッション
ハンターオーナーの多くの皆さんと同様に、僕も注文してから納車までには時間がかかりました。2020年6月に注文して、納車されたのは11月初旬でした。
初めてハンターにまたがった第1印象は「シート高けぇ」でした。さっそくキーをオンにして、エンジンを始動。小気味いいエキゾーストの中、1速にギアを踏みこみ、アクセルを開けた刹那、バイクがスルスルとそれでいて力強く進み出した瞬間の感動は今でも忘れません。
走り出してすぐに感じたのは車体の剛性の高さですね。かつてスーパーカブ90DXにも乗っていたことがありますが、比較にならないほどの剛性感。とくにブレーキの効き方とその減速Gを受け止めるサスペンションと車体はまったく別物のかっちりした感じでした。
そして加速もやばい。もう本当にカブとは思えないほどのトルク感で、信号からのスタートでも60km/hまではあっという間。ギア比もいい感じにワイドなので扱いやすい。最初は「今何速かな」となり、ギアポジションの表示が欲しかったわけですが、それもすぐに慣れて不要になりました。しかし中低速をかなり厚くしているためか、高速域の伸びはいまいちかなといった感じ。まぁ高速道路に乗るわけでもないので、あまり問題になりませんけどね。
さらに驚くべきはその燃費ですよね。新車から現在まで約650kmほど走りましたが、およそ60km/L前後という感じなので、納車からまだ3回しか給油していないというね。
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今後はこの「CT125・ハンターカブ」をどんどんカスタムしていきます!
まさに非の打ちどころのないハンターカブですが、細部を見ていくと手を入れたくなるのがライダーの性。僕の主な使い方としては、通常のツーリングに加えて未舗装の林道走行、大量の荷物を積むキャンプがメインとなりますが、例えばリアキャリアにトップケースを着けるようなツアラー仕様にするつもりはありません。
どちらかというとトレールバイク的なシンプルで必要最低限のものだけ着け、質実剛健なオフロード仕様に変えていこうと思っています。
というわけで次回からは、どんどん冒険遊戯的なカスタムを施していきますので、よろしくお願いいたします。
文・写真:櫻井伸樹(NOBU)
櫻井伸樹(NOBU)プロフィール
16歳よりバイクに乗り始め、日本および世界を旅する。ツーリング雑誌の編集者を経てフリーへ。現在BMW専門誌「BMWBIKES」(日栄出版)の編集長を務め、キャンプ、釣りなどアウトドア歴も永いためキャンプ用品のプロデュース(テンマクデザイン・炎幕シリーズ)やYouTuberとしても活動中。YouTubeのチャンネル名は「SHIT NOBU OUTDOOR」。