ホンダ「PCX」「PCX160」女性ライダー インプレ(木川田ステラ)
125は最初から十分力のある加速をしてくれますが「いつの間にかこんな速度!」と驚かされるほどスピードの乗りがスムーズ。一方の160はアクセルを大きく開けるとググっと押し出されるような力を感じ、排気量の余裕が生み出すパワーを実感できました。
どちらもハンドルの切れ角が大きいおかげで、街中でもクイックに走れるし、Uターンも不安なく軽やかにできました。肉厚で幅広のシートは振動をしっかり吸収してくれ、またがる部分もしっかり絞られたデザインなので、足つきもかなり良かったです。面積が増えて自由度の高まったステップボードのおかげで膝の曲がる角度に余裕があるので、リラックスしてライディングを堪能できますよ。
ホンダ「PCX」「PCX160」タンデム〈2人乗り〉インプレ(木川田ステラ)
基本的にライポジはシリーズ共通で、タンデムの乗り心地も同じです。どんな靴でも安心して乗れる、平たく大きめのタンデムステップがちょうどいい位置で踏ん張りやすく、しっかりと体を安定させられます。
シートは幅広く、細やかな振動を吸収してくれる肉厚な物で、リラックスしながらライディングを楽しめした。グラブバーは停車時などで体を預ける事ができ、下部は指を引っ掛けやすいので、しっかり握れて安心です。
ホンダ「PCX」「PCX160」足つき性・ライディングポジション
「PCX」「PCX160」のシート高:764mm
ライダーの身長・体重:164cm・43kg
軽く車体に潜り込むようなシットインポジション。フットスペース前側に余裕があるので膝を伸ばし気味にでき、ホールド性が高いシートバックと併せてゆったり座れる。タンデム時もライダーに掛かる負担は皆無だ。
ホンダ「PCX」「PCX160」カラーバリエーション
PCXは、5色の設定。PCX160は、4色の設定となる。
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ホンダ「PCX」「PCX160」各部装備・ディテール解説
ホンダ「PCX」「PCX160」主なスペック・価格
※《 》内はPCX160
全長×全幅×全高 | 1935×740×1105mm |
ホイールベース | 1315mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 764mm |
車両重量 | 132kg |
エンジン形式 | 水冷4ストSOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 124《156》cc |
ボア×ストローク | 53.5×55.5《60.0×55.5》mm |
圧縮比 | 11.5《12.0》 |
最高出力 | 9.2kW(12.5PS)/8750rpm《12kW(15.8PS)/8500rpm》 |
最大トルク | 12N・m(1.2kgf・m)/6500rpm《15N・m(1.5kgf・m)/6500rpm》 |
燃料タンク容量 | 8.1L |
変速機形式 | Vベルト無段変速 |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70-14M/C 50P・130/70-13M/C 63P |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 35万7500円《40万7000円》(消費税10%込) |
文:太田安治、木川田ステラ、オートバイ編集部/写真:南 孝幸