ホンダは2021年1月28日に新型PCXシリーズを発売した。原付二種のPCX、156ccのPCX160とともに、先代の「PCXハイブリッド」から進化した「PCX e:HEV」もラインアップされる。原付二種ハイブリッドモデルはどう生まれ変わったのか。試乗インプレとともに詳しく解説する。

ホンダ「PCX e:HEV」足つき性・ライディングポジション

シート高:764mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像: ホンダ「PCX e:HEV」足つき性・ライディングポジション

2021年型PCXシリーズのポジションは全車共通。フロアボードの横幅が広がり、足の外側がフロアボードからはみ出すこともなくなった。シート高は764mmに抑えられ、側面を削いだ形状と併せて足着き性に優れている。

ホンダ「PCX e:HEV」特徴解説

画像: 灯火器類はレンズ内をブルーとし、シートにもブラックとブルーの2トーン表皮を採用、個性を際立たせている。カラーは、この「パールジャスミンホワイト」1色の設定。

灯火器類はレンズ内をブルーとし、シートにもブラックとブルーの2トーン表皮を採用、個性を際立たせている。カラーは、この「パールジャスミンホワイト」1色の設定。

画像: メーター形状は、基本的にガソリン車と同じだが、センターにはバッテリー残量計が加わり、速度計左にはライディングモード表示、右にはアシストレベル表示が追加されている。

メーター形状は、基本的にガソリン車と同じだが、センターにはバッテリー残量計が加わり、速度計左にはライディングモード表示、右にはアシストレベル表示が追加されている。

画像: スマートキーのキーフォブは、バックパネルにイメージカラーのブルーをあしらった専用品。機能はPCXシリーズ共通。

スマートキーのキーフォブは、バックパネルにイメージカラーのブルーをあしらった専用品。機能はPCXシリーズ共通。

画像: シート形状はPCX/PCX160と同じだが、ブルー表皮をあしらいe:HEVの特別感を強調。サイドの車名バッジもブルーだ。

シート形状はPCX/PCX160と同じだが、ブルー表皮をあしらいe:HEVの特別感を強調。サイドの車名バッジもブルーだ。

画像: 後部にバッテリーを搭載するが、ラゲッジスペース容量は23Lから24Lにアップ。前方部分にはヘルメットを収納可能。

後部にバッテリーを搭載するが、ラゲッジスペース容量は23Lから24Lにアップ。前方部分にはヘルメットを収納可能。

画像: ACGスターターモーターにアシスト機能を持たせることでハイブリッド化。モーターサイズもガソリン車のものと同等だ。

ACGスターターモーターにアシスト機能を持たせることでハイブリッド化。モーターサイズもガソリン車のものと同等だ。

画像: 東北村田製作所製の48Vリチウムイオンバッテリーを搭載。新エンジン採用に合わせて制御のセッティングも変更された。

東北村田製作所製の48Vリチウムイオンバッテリーを搭載。新エンジン採用に合わせて制御のセッティングも変更された。

ホンダ「PCX e:HEV」主なスペック・価格

全長×全幅×全高1935×740×1105mm
ホイールベース1315mm
最低地上高135mm
シート高764mm
車両重量136kg
エンジン形式水冷4ストSOHC4バルブ単気筒
電動機種類交流同期電動機
総排気量124cc
ボア×ストローク53.5×55.5mm
圧縮比11.5
エンジン最高出力9.2kW(12.5PS)/8750rpm
モーター最高出力1.4kW(1.9PS)/3000rpm
エンジン最大トルク12N・m(1.2kgf・m)/6500rpm
モーター最大トルク4.3N・m(0.44kgf・m)/3000rpm
燃料タンク容量8.1L
変速機形式Vベルト無段変速
タイヤサイズ(前・後)110/70-14M/C 50P・130/70-13M/C 63P
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格44万8800円(消費税10%込)

文:太田安治、木川田ステラ、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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