プジョー「ジャンゴ」とは?
現存する世界最古の二輪車ブランド・プジョーによって開発され、日本国内でも販売されているスクーターの「ジャンゴ」シリーズ。125ccモデルを中心に、様々なバリエーションモデルも用意されている。
1953年に登場したプジョー最初のスクーター「S55」のイメージをリファインしたスタイリングに、信頼性が高く力強いエンジンや実用的な装備類など、現代のスクーターに欠かせない利便性をミックスしているジャンゴ。
個性的で使い勝手の良いネオレトロモデルとして、日本でも幅広い層のライダーが注目。2021年1月12日にスタートしたTBS系火曜ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』でも劇用バイクとして登場して話題となっている。
プジョー「ジャンゴ」2021年モデル
2021年モデルでは、スタンダードな125ccモデルであるジャンゴ125ABSに、新たなボディカラーとして「インクブラック」を追加。シンプルな色合いだからこそ、ジャンゴのスタイルをシックで上品なイメージに演出。
また、新しいグレードとして、ジャンゴ125ABS DXと、ジャンゴ125エバージョンABS DXが追加設定された。これは従来から用意されていたジャンゴ125ABSと、エレガントなツートーンカラーを採用したジャンゴ125エバージョンABSをベースに、ショートスクリーンを標準装備としたモデル。ジャンゴ125ABS DXはレギュラーのボディカラーであるインクブラック、マットブラックのほか、特別仕様車として「マッドグレー」が25台限定で用意される。
両モデルはクロームメッキステーでマウントされるスクリーンでイメージチェンジを図りつつ、ライダーの胸元へ当たる風を抑えて快適性も向上。また、上記の2021年モデルでは、従来のオーバルタイプのミラーが、クラシカルなラウンドタイプのミラーに変更された。
これら2021年モデルの価格は、ジャンゴ125ABS(限定マッドグレー含む)/ ジャンゴ125エバージョンABSは39万3800円、ジャンゴ125ABS DXとジャンゴ125エバージョンABS DXは42万1300円。
またこれまで販売されていたジャンゴ50スポーツ、ジャンゴ125スポーツABS、ジャンゴ125アリュールABS/DXは継続して販売されるという。こちらの価格は、ジャンゴ50スポーツが32万3800円、ジャンゴ125スポーツABSが39万3800円、ジャンゴ125アリュールABS / DXは38万8300円/43万2300円。
プジョー「ジャンゴ125ABS」主なスペック
全長 | 1925mm |
ホイールベース | 1350mm |
シート高 | 770mm |
車両重量 | 129kg |
エンジン形式 | 空冷4ストOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 125cc |
ボア×ストローク | 52.4×57.8mm |
最高出力 | 10.2ps/8500rpm |
最大トルク | 0.9kgf-m/7000rpm |
燃料タンク容量 | 8.5L |
変速機形式 | CVT無段階変速 |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70-12・120/70-12 |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
まとめ:小松信夫