文:太田安治/モデル:平嶋夏海/写真:南 孝幸
世界のトップライダーが信頼する最高峰レーシンググローブ
レース界のトップライダー達はウエア類への拘りも強い。中でもスロットルやレバーの操作性を左右し、転倒時に手指を保護するグローブに対する要求はかなり厳しい。そうした要望を満たし、多くのトップライダーに支持されているのがフランスのグローブ専門メーカーであるFIVE(ファイブ)。
2006年設立で歴史は比較的浅いが、品質と着け心地、安全性により、すでに世界のトップブランドとして認知されている。
今回試用したのはFIVE製品の優秀さを世界に広めたMotoGP仕様レーシンググローブ「RFX1」の新型。メイン素材は牛革と山羊革で、さらにケブラー、クラリーノ、スーパーファブリックを要件に応じて使い分け、プロテクター類もカーボン、TPR、TPUといった素材を適所に配置という凝った作りが特徴だ。
指部分が外縫いになっていることもあって着け心地はすこぶる快適。レーシンググローブの中には保護性能と引き換えに、指の屈伸に抵抗を感じるものもあるが、RFX1はレバー操作からハンドルスイッチ類の操作までストレスなく行え、スロットルグリップの握り心地もいい。
車両テスト時に2日間着用し続けたが、レース用だからと割り切らなければいけない部分もなく、市街地でも普通に使える。優れた保護性能を持たせたまま「普通に使える」ことも、FIVE製品の特徴だ。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
見れば見るほど、使えば使うほど良さが伝わってくる。機能的な不満は一切なく、『RFX1レプリカ』と合わせればカラーバリエーションも豊富。この理念を保ったまま実直な製品を作り続けて欲しいと願います。
文:太田安治/モデル:平嶋夏海/写真:南 孝幸