タイ仕様は全4色、ABSなし仕様も選べる
今回初上陸したタイ仕様のMSX125 GROMはホンダの逆輸入車でおなじみのパッセージさんが緊急輸入したもの。価格はABSなし(レッド、ブルー、ブラック)が36万5000円、ABSつきのシルバーは38万5000円。いずれも各色5台、合計20台の限定販売で、現在3月入荷分を予約受付中だそうです。欲しい人はお早めに!(※問い合わせ先、リンクは記事下部にあります)
タイ仕様のシルバーはホイールがゴールド仕上げになっているのが特徴。ホイールがブラック仕上げとなる国内・欧州仕様とはひと味違った雰囲気に仕上がっています。今回撮影した日本上陸1号車はABSつき。
ちなみに他のカラバリはこんな感じです。
欧州仕様はABSつきでシルバー、レッド、ブラックの3色、タイ仕様はABSつきのシルバーとABSなしのレッド、ブルー、ブラックの計4色となります。
気になる新型グロムの細部をチェック!
ということで、早速新型グロムをいろいろな角度から見ていきましょう。スタイリング面は、基本的なフォルムこそ踏襲していますが、今回からユーザーがカスタムをより行ないやすいボディワークに変更されています。
このように、左右タンクサイドのボディパネルは3か所のボルトで留まっています。このボルトを外すと簡単にカウルが着脱できるのが特徴となっています。
サイドカバーに小さく入った「msx」の文字が国内仕様との違いのひとつ。このサイドカバーもボルト3か所で止まっており、簡単に着脱可能となっています。
特徴的なヘッドライトは上下2段のLED。テールランプは従来型と同タイプのLED式。ウインカーは前後ともにオーソドックスな電球式です。
シートは従来型とは異なり、全体的にフラットなシート形状に変更されました。これでライダーの体重移動がしやすくなり、スポーツランがより楽しくなっています。シートレールは溶接からボルト篏合式となっていて、万一の転倒などでダメージを負った際の修理、交換が容易になっっています。
デザインを一新した液晶メーターは新たにギアポジションインジケーターやシフトアップインジケーターを追加。文字も大きく見やすいものになりました。見てください、ギアポジションに「5」の文字が!
ボア50mm、ストローク63.1mmの新エンジンはロングストローク仕様。ミッションも4速から5速となり、スポーツマインドをかき立ててくれます。早く乗りたいですね!
ホイールはデザインも変更されており、今回から5本スポーク化されました。タイヤはVee Rubber製、ABSはフロントのみの1チャンネルですが、IMU付きとなっています。
発売中の月刊オートバイ3月号では試乗速報も掲載!
ただいま発売中の月刊『オートバイ』3月号では、このタイ仕様・MSX125 GROMの試乗速報を掲載しています。5速ミッションの走りはどうなのか、フィーリングはどうかわったのか?ぜひ読んでみてください!
ホンダ MSX125 GROM(2021年モデル・タイ仕様)の主なスペック
全長×全幅×全高 | 1758×722×1017mm |
ホイールベース | 1198mm |
最低地上高 | 178mm |
シート高 | 761mm |
車両重量 | 102(ABSは104)kg |
エンジン形式 | 空冷4スト2バルブ単気筒 |
総排気量 | 123.9cc |
ボア×ストローク | 50.0×63.1mm |
圧縮比 | 10.0 |
最高出力 | 7.2kW(9.78PS)/7250rpm |
最大トルク | 10.5N・m(1.07kgf・m)/5500rpm |
燃料タンク容量 | 6.0L |
変速機形式 | 5速リターン |
キャスター角 | 25゜ |
トレール量 | 81mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70-12・130/70-12 |
ブレーキ形式(前・後) | 220mmシングルディスク・190mmシングルディスク |
タイ仕様・MSX125 GROM PHOTOアルバム
写真:南 孝幸