ハスクバーナ・モーターサイクルズ「スヴァルトピレン125」概要
モダンスタイルのスクランブラーに125cc版追加
スヴァルトピレンは、単気筒エンジンを搭載するハスクバーナ・モーターサイクルズのロードスポーツ・ビットピレンがベース。その洗練された軽快なフォルムに、ブロックタイヤなどオフロード車的なテイストをプラスした、モダンなスタイルのスクランブラーというべき存在だ。
2020年まで日本向けモデルとしては、692.7ccエンジンを搭載したスヴァルトピレン701を筆頭に、373ccエンジンを搭載したスヴァルトピレン401、248.8ccエンジンを組み合わせたスヴァルトピレン250が存在していた。
今年新しくそのラインナップに加わる「スヴァルトピレン125」は、車名の通り搭載されるDOHC4バルブ・水冷単気筒エンジンの排気量を125ccとしたシリーズの最小モデル。とはいえ最高出力は15PSを発揮し、約146kgという軽量なボディをダイナミックに走らせることができる。
しかもスチール製のトレリスフレームを中心とする車体の基本構成、WP製前後サスペンションやバイブレ製ブレーキ、ボッシュ製ABSシステムといった主要パーツの多くが、上位モデルであるスヴァルトピレン401&250譲りというのが魅力。もちろん、ハスクバーナらしい上質な仕上げのシンプルで先進的なスクランブラースタイルもそのまま。
125cc化で扱いやすさが増したのに加え、原付2種ならではの低いランニングコスト、ハスクバーナ・モーターサイクルズの中で最廉価な税込53万9000円という価格設定も実現。気軽にハスクバーナの魅力を味わうのに最適な存在となりそうだ。
ハスクバーナ・モーターサイクルズ「スヴァルトピレン125」主なスペック・価格
ホイールベース | 1357mm±15mm |
シート高 | 835mm |
車両重量 | 約146kg(燃料除く) |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC単気筒 |
総排気量 | 125cc |
最高出力 | 15PS/9500rpm |
最大トルク | 12Nm/7500rpm |
燃料タンク容量 | 約9.5L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70-17・150/60R17 |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 53万9000円(消費税10%込) |
まとめ:小松信夫