「JRPA50周年写真展」の内容を1冊に凝縮
多くの日本人モータースポーツ写真家が所属するJRPA・日本レース写真家協会が、今年で設立から50周年を迎えたことを記念した「JRPA50周年写真展」が、東京・品川のキャノンサロンSで2021年3月17日まで開催されているのはすでにお知らせした通り。
JRPAの会員が1970年代から現在まで、世界中で撮影してきた2輪・4輪を問わない、さまざまなカテゴリーを走るマシン、ライダーやドライバー、そして情景などのモータースポーツシーンを撮影した珠玉の作品を、大きなサイズのプリントで間近に見ることができる、モータースポーツファンなら必見の展示だ。
そしてこの写真展の開催に合わせて「日本レース写真家協会50周年記念写真集」も製作され、株式会社三栄から発売。写真展会場をはじめ、全国の書店やWeb上のネットショップなどで購入することができる。
収録されている2輪レースの写真も数多いが、1971年のマン島TT、ジャコモ・アゴスチーニの駆るMVアグスタなんていう貴重なカットも。
世界GPはもちろんのこと、鈴鹿8耐や全日本といったロードレース、そしてモトクロスやトライアルまで、エポックとなるライダーやシーンを捉えた作品が並ぶ。
もちろん4輪レースを撮影した作品も、F1やル・マン24時間、WRCやパリダカといった海外レースから、日本国内のレースまで、誰もが見覚たことのあるレース、シーンを撮影したものが多数収録されている。写真展を見に行けなかったという人はもちろん、見に行った人でも必携の、見応えのあるレース写真集だ。
まとめ:小松信夫