カワサキ「Z H2 SE」車両概要
強烈なパフォーマンスに上質で快適な乗り味をプラス
バランス型スーパーチャージドエンジンをはじめとするH2シリーズ独自のメカニズムと、次世代「SUGOMI」スタイリングを合体、Zシリーズの最高峰として高く評価されているプレミアム・ネイキッド「Z H2」。その上級モデルとして、新たに「Z H2 SE」が登場し、2021年4月1日から全国のカワサキプラザで発売がスタートした。
しなやかなトレリスフレームとハイグレードなサスペンション、ボッシュ製IMUを中核とする高精度な電子制御デバイスなどにより、スーパーチャージャーが産み出す200PSという圧倒的パワーと、コントロールしやすい優れたハンドリングを高いレベルで両立しているのはスタンダードな「Z H2」と同様。
スタンダードモデルから「Z H2 SE」への最大の変更点は、新たにKECS(カワサキ電子制御サスペンション)が装備されていること。
スカイフックテクノロジーを取り入れたショーワ製電子制御サスが、路面や状況に合わせリアルタイムでセッティングを変更。スムーズな乗り心地を実現し、高いパフォーマンスだけでなく快適なライディングが可能となる。
また、ブレンボ製のマスターシリンダーとStylemaモノブロックキャリパーを組み合わせたフロントブレーキで、制動力とコントロール性もさらに向上している。
ボディカラーも精悍なブラックを採用する「Z H2」とは大きく異なり、銀鏡塗装を取り入れて上質な雰囲気に仕上げられた、「Z H2 SE」専用のメタリックディアブロブラック×ゴールデンブレイズドグリーンの1色設定。価格は税込217万8000円となっている。
カワサキ「Z H2 SE」主なスペック
全長×全幅×全高 | 2085×815×1130mm |
ホイールベース | 1455mm |
シート高 | 830mm |
車両重量 | 241kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒+スーパーチャージャー |
総排気量 | 998cc |
ボア×ストローク | 76×55mm |
圧縮比 | 11.2 |
最高出力 | 200PS/11000rpm |
最大トルク | 14.0kgf・m/8500rpm |
燃料タンク容量 | 19L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24.9° |
トレール | 104mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・190/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | φ320mmダブルディスク・φ260mmディスク |
まとめ:小松信夫