さぁオートバイシーズン全開!
ここのところ天気もすぐれない関東地方ですが、ひと雨ごとに気温も上がってきて、同時に花粉もゆんゆんと、黄砂もばらばらと舞う、いよいよ春がやってきて、オートバイシーズンも本格的になろうとしています。
街乗りしていても、冬ウエアから徐々に着ぶくれが少なくなってきて「あ、きょう一枚インナー多かったな」なんて日も増えて、朝方や夕方の時間帯も走りやすくなったり、そんな季節の変わり目を実感できるのもオートバイ乗りの特権ですね。
そして、今週末3月28日にはついにMotoGPも開幕します。その翌週4月3日には全日本ロードレースも、そのさらに翌週4月10日には全日本モトクロスもはじまります。全日本モトクロスは2021年からチェーンブランドの大同工業(=D.I.D)がシリーズ冠スポンサーについて「D.I.D 全日本モトクロス選手権」というネーミングになります、お忘れなく。
いよいよオートバイ関連のイベントも増え始めてきました。イベント企画のみなさんも大変でしたね。お客さんをたくさん呼びたい、それでも人が集まりすぎたらタイヘン、ってジレンマで、感染拡大の対策や、イベント開催中のソーシャルディスタンス管理など、本当にご苦労だったと思います。それでもオートバイ関連のイベントでクラスターが発生した、なんてニュースも聞きませんでしたから、お疲れさまでした。みんながんばった!
そんな今週末、面白いミニバイクレースが開催されます。それがスズキGSX-R150を使用したレンタルバイクレース「MTLカップ」in静岡県・富士宮白糸スポーツランド。
これは、国内正規販売はされていないけれど、一部の玄人ライダーの間で「最強のミドルクラスマシン」と呼ばれているスズキGSX-R150を使用したワンメイクレースで、静岡のモトテックが主催しているミニバイクレース。
このワンメイクレースは、国内では希少モデルであるGSX-R150をモトテックが逆輸入し、台数を確保して「一括貸し出し」して行なわれるという、なかなか珍しいパターン。これまでも東は秋田県・新協和サーキットから、西は熊本県・HSR九州など、全国のサーキットで走行&ミニバイクレース開催実績があり、シリーズ戦として開催される白糸サーキットでは
この週末が開幕戦、第2戦が5/2、第3戦が7/11、第4戦が9/12、最終戦が11/7に開催
されます。
このMTLカップに、わたくしオートバイ編集部の中村、出場します。先日、仲良くさせていただいているモトテック・杉山さんにお会いした時に、このMTLカップ開幕戦の話になり、じゃぁ取材に行きますよ、マシンあったら今度走らせてよ、なんて話をしていたら、なんとか参戦マシンを1台確保していただいて、参戦できることになりました。杉山さん、無理言ってスイマセン!
今年2021年は、ツーリングばっかりじゃなくて、レースも出場したいなぁ、と思っていたので、無理言ってお願いしてしまいました。青木拓磨主催の「レン耐」、秋ヶ瀬サーキットの「RB150」をはじめ、自分でバイクを用意しなくても出場できる、レンタルバイクレースが少しずつ増えてきました。マシンどころか、みんな悩みの種のトランスポーターも要らないし、ツナギやヘルメットなどのライダー装具だけ持っていたらレース出来ちゃいますからね。ちなみにモトテックではレーシングデリバリーサービス部門を設立して、全国のコースにGSX-R150を貸し出ししてくれてます。ミニバイクレースを主催して「10台貸して」って一括貸し出しをお願いするのも可能なんです。
ちなみにMTLカップはマシンレンタル代込みエントリーフィー1万5000円/転倒してマシン壊したら修理代実費が必要で、事前に「転倒保険」に入って5000円先払いしておけば修理代無料(コケホーダイって意味じゃないよ・笑)、修理代払わないように気をつけないと(笑)。ちなみにマシン持ち込みエントリーは8000円。
さらに言えば、ツナギ持ってないやって人には、事前に申し込んでおけば、ヘルメットもツナギも、ブーツ&グローブもレンタル可能です。いやホント、体ひとつで出られちゃう!
一部を除いて非常事態宣言も解除されて、プロ野球も東京ディズニーランドも入場観客数を緩和しましたし、はとバスも運行再開、飲食店の営業時間もすこし伸びることになりました。新型コロナウィルスの感染拡大に注意しつつ、レース観戦に出場に、イベント企画に参加に、少しずつ外に飛び出しましょう!
この週末、天気も良さそうなので、ぜひ富士宮・白糸サーキットまでツーリング、GSX-R150のワンメイクレース見に来て、次戦からは出場しよう!
モトテック→レーシングデリバリー TEL:054-335-8190 http://www.mototech.jp
MTLカップエントリー→ピットインジン TEL:054-563-7077 http://www.pitinzin.co.jp
写真/モトテック 文責/中村浩史