限定わずか100台の激レアカスタム! レガーレ「GROM125FS」
ロングストローク化された新エンジンと5速ミッションを採用し、ボディワークも一新した新型グロム。発売直後ということもあって、新型の実車をまだ見たことがない人も多いかと思いますが、なんと、そんな新型グロムに「伝説のカラー」を施したカスタムモデルが早くもレガーレから登場しました! その名も「GROM125 FS」。
「FS」と聞いてピンと来た方はなかなかの通です。そう、これは一般に「スペンサーカラー」と呼ばれるカラーリングを採用した、レガーレのカスタムモデルシリーズの名称。昨年はモンキー125をベースとした「FS」が登場、大ヒットとなったのも記憶に新しいところです。
デザインとグラフィックはYFデザインが担当。入念な仕上げが美しい!
ということで、今回登場したのは、新型グロムをベースとした「FS」になります。ちなみに、グラフィックのデザインと制作を担当するのは、あのYFデザイン。ノーマル車の雰囲気を一変させる、精悍で品のある仕上がりはさすがというところです。
「スペンサーカラー」と呼ばれるカラーリングは、ホンダのスポーツ車だからできる特権。タンク上のウイングマークはノーマルを流用し、それを囲むようにグラフィックを配置しています。文章にすると簡単に聞こえるかもしれませんが、実はコレ、ウイングマークとの隙間を均一にするために精密な調整が施されたものなのです!
カラーリングのルーツはこちら、かつてのAMAレーサー、CB750Fです。稀代の天才ライダー、F・スペンサーのライディングで旋風を巻き起こしたことから「スペンサーカラー」と呼ばれ、CB400SFやCB750、モンキー、CB1300シリーズなどにも純正採用されたカラーです。
サイドカバーには「YFデザイン」の名前も入ります。お気づきの方もいるかもしれませんが、タンクカバーとサイドカバーを留めるボルトのカバー部分が、ノーマルのイエローからシルバーの塗装仕上げに変更されているのです! 細やかなこだわりが上質な仕上げにつながっているのですね。
フロントフェンダーはシルバー仕上げ。ノーマルに見えますが、実は「ABS」ロゴもカラーを変えたノーマル風のデザインものなのです! 撮影車が履いているゴールドのホイールは3万3000円(税込)のオプションで、スタンダードは国内仕様がベースなのでブラックホイールとなります。
撮影時点ではリアショックはノーマルでしたが、レガーレではナイトロン製の専用サスペンションもオプションとして用意する予定だそうです。
ハンドルポストには「レガーレ」のエンブレムが。細かなこだわりが随所に詰まったカスタムとなっているのも、マニア心をくすぐるポイントです。
今回の生産台数は100台限定。この「スペンサーカラー」であるシルバーが50台、同じグラフィックでブラックベースにオレンジとレッドのストライプが入るバージョンが50台となっています。しかも、トータル100台のうち50台(先着順)は「ファーストエディション」として、写真のHRCタンクパッド(日本未発売の欧州ホンダ純正アクセサリー)をプラス税込5500円で装備するそうです!
気になるこのGROM125 FS、全国のレガーレ取扱店で2021年6月10日より発売となります。税込価格は52万5800円/53万1300円(ファーストエディション)。モンキー125FSのときもそうでしたが、製作に時間のかかるカスタム車なので、早く乗りたい方は早めにオーダーした方がいいと思います!
GROM125 FS
税込価格:52万5800円/53万1300円(ファーストエディション)
発売日:2021年6月10日
問い合わせ:パッセージLEGARE事業部(TEL048-857-1667)
写真:森 浩輔