ハーレーダビッドソン「エレクトラグライド リバイバル」の特徴
日本向けは114台のみ! 予約受付は2021年5月27日まで
ハーレーダビッドソンが新たに展開する、往年の名車のデザインテーマを再考したハーレーの伝統的フォルム、アメリカらしさ追求するプレミアム復刻シリーズである「アイコンコレクション」。各モデルの生産は完全に1回限りで、世界限定1500台を目安に生産。シリアルナンバーと証明書も付与されるなど、極めて希少な"自分だけのハーレーダビッドソン"を提供するというものだ。
その第一弾として用意されたのが「エレクトラグライド リバイバル」。このモデルの重厚でレトロクラシックなスタイリングは、初めて「バットウィング」と呼ばれるフェアリングを採用した1969年モデルの「エレクトラグライド」にインスパイアされたもの。
当時のモデルでは白いグラスファイバー製のフェアリングやサドルバッグが印象的だったが、今回の「エレクトラグライド リバイバル」では上質なバーチホワイトにペイントすることで再現。
1960年代のハーレーダビッドソンFLモデルを想わせる、白と黒のカバーとクロームのレールを持つソロシートも、ライダーの快適性を高める機能的な特長。美しいクロームのスチールレースホイールをはじめ、あらゆる部分にクローム仕上げが施されたのに加え、クラシカルなホワイトウォールのワイドタイヤなどノスタルジックな雰囲気のディテールをちりばめた、プレミアム・クラシックというべき仕上がり。
クラシックなスタイルとは対照的に、メカニズムにはハーレーの最新テクノロジーを投入。排気量1868ccの強力なミルウォーキーエイト114 Vツインエンジンを、高剛性のシングルスパー構造を持つハーレーダビッドソンツーリングフレームに搭載。
リアサスペンションのプリロードを油圧で調整し、長距離ツーリングに最適な乗り心地とコントロール性を実現。デュアルベンディングバルブを採用したフロントフォークで、リニアな減衰特性でスムーズな走りも可能とする。さらにトラクションコントロールをはじめとする技術を統合したハーレー最新の安全支援技術「RDRS セーフティ エンハンスメント」も標準装備する。
快適装備も最新モデルにふさわしい充実ぶり。クラシカルな「バットウィング・フェアリング」に、背の高いクリアシールドとスプリットストリームベントを装備し、ライダーを走行風からカバー。通常の2021年ツーリングモデルと同じく、オーディオなどをタッチパネルで操作でき、スマートフォンとの連携機能も備えたインフォテインメントシステム「Boom!™ Box GTS」も搭載し、高音質なフェアリングマウントスピーカーも装備。もちろん日本語を含む多言語に対応し、ナビゲーションやApple CarPlayなどを利用することも可能。
ボディカラーは、1969年のオリジナル「エレクトラグライド」をモチーフにしたもので、ハイファイブルーとブラックデニムのツートンカラーの燃料タンクに、バーチホワイトのストライプを配し、フェンダーとサイドパネルにはハイファイブルーのペイントが施されている。
「エレクトラグライド リバイバル」の税込価格は337万9500円。日本向けとして配分されるのは114台のみということもあり、購入希望者は2021年5月27日(木)までにハーレーダビッドソン正規ディーラー、もしくは公式WEBサイトで予約申し込みをした上で、5月29日に各店で抽選販売イベントが実施される予定となっている。
ハーレーダビッドソン「エレクトラグライド リバイバル」主なスペック
全長 | 2400mm |
ホイールベース | 1625mm |
シート高 | 785mm(無負荷状態) |
車両重量 | 391kg |
エンジン形式 | 空冷4ストOHV4バルブV型2気筒 |
総排気量 | 1868cc |
ボア×ストローク | 102×114mm |
燃料タンク容量 | 22.7L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | MT90B16・180/65B16 |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・ディスク |
まとめ:小松信夫