バイク誌をはじめ各方面で活躍する写真家・関野温 氏の連載がスタート! 日本全国を巡る撮影旅でのエピソードや動画をお届けしていきます。定番の絶景エリアはもちろん、酷道・秘境など、ツウ好みの道やスポットをぜひお楽しみください。初回は、雪道走行にまつわるお話です!

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ホンダ・モンキーバハで雪道を走破せよ!

画像1: ホンダ・モンキーバハで雪道を走破せよ!

みなさま、初めまして。フォトグラファーの関野と申します。普段はバイク雑誌などのカメラマンをしながら、ライフワークとして『旅の風景写真』を20年以上追いかけております。

旅の相棒には小さなバイク、ホンダ・モンキーバハを選びました。モンキーバハをホンダの軽自動車ライフに積み込んで、全国さまざまな所へ写真を撮りにまわっています。

今回はいきなりですが、雪道を走ったときの思い出を。

雪道を走るときは、さすがに対策なしでは無謀で、バイクの場合はスパイクタイヤ、スノータイヤ、タイヤチェーンのいずれかの方法になると思います。有名な北海道の年越し宗谷岬を目指す人たちはスパイクタイヤ一択となるのですが、僕の場合は車に積み込んでなので、タイヤチェーンという方法をとっています。

画像2: ホンダ・モンキーバハで雪道を走破せよ!

「バイクでチェーンって大丈夫なの?」という意見があると思います。これが想像以上に走るんです。あたり一面銀世界の雪道でも普通にとはいかないですが、走ってくれます。ノーマルタイヤではツルツル滑ってどうしようもないアイスバーンでもグリップするのは驚きでした(チェーンの隙間はやはり滑るので油断は禁物ですが)。

雪道をバイクで走れるのって、わかっていても不思議な感覚です。チェーンとかがないと滑ってどうしようもない場面を知っている分、余計に思います。そこも嬉しいんですよね。

画像3: ホンダ・モンキーバハで雪道を走破せよ!

弱点としては、チェーン自体の耐久性が低く、長距離は向かないこと。雪国って案外除雪がしっかりしていて、アスファルトむき出し部分があるとチェーンは走りにくいし、チェーンも減るしでどうにも苦手。これはスパイクも同じですが。

画像4: ホンダ・モンキーバハで雪道を走破せよ!

あと速度が出ないのと、着脱がやはりめんどくさいです。

でも雪道を走れるってワクワクしませんか? 僕は雪のない所で育ったので、逆に「雪国を見てみたい」という欲求は人より大きいものだったのかもしれません。

画像5: ホンダ・モンキーバハで雪道を走破せよ!

当然ながら危険もあるので、誰にでもお勧めできる行為ではありません。しかし、交通量がものすごく少ない所で静かに包まれる雪の中を走る至福は相当なものです。慣れてくると、ほどよく滑るのも楽しくなってきました。

画像6: ホンダ・モンキーバハで雪道を走破せよ!

誰もいない手つかずの雪原では、ここぞとばかりいろいろ試しました。転倒したとしても、雪がクッションとなり、ダメージはほとんどありません。速度もしれていますし、モンキーバハは両足がベタベタつくほど小さなバイクですからね。

画像7: ホンダ・モンキーバハで雪道を走破せよ!

知らない世界を見てみたいという旅欲は、ツーリング好きならわかってもらえると思います。僕はそこに取りつかれています。目立つ格好で安全対策、防寒対策は絶対に必要ですが、チェーンなどを使って雪道をバイクで走るのは、一つその世界を広げてくれます。

旅っていいですよね。

写真・文:関野 温

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関野 温(せきの あつし)|プロフィール

バイク雑誌などで写真を撮る傍ら、ライフワークとして旅の風景写真を追いかけるフォトグラファー。ごく普通の軽自動車ホンダライフにモンキーバハを積み込んで、日本各地をさまよい続ける。もつと牛すじが大好き。

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