2019年のミラノショーで世界中にセンセーションを巻き起こしたマシン、ビモータ・テージH2。世界をアッと言わせたセンターハブステアの「革命児」が、カワサキとの業務提携でスーパーチャージャー付きエンジンを得て、どんなモンスターが誕生したのだろうか!?
文:八代俊二、オートバイ編集部/写真:柴田直行 /取材協力:モトコルセ、スティーブモーターサイクルサプライ
文:八代俊二、オートバイ編集部/写真:柴田直行 /取材協力:モトコルセ、スティーブモーターサイクルサプライ
ビモータ「テージH2」ライディングポジション
シート高:840mm
ライダーの身長・体重:167cm・70kg
ハンドルが低く幅も広いが、シートとのスパンが短いので上半身の窮屈感は少ない。スクリーンは高くないがカウルの幅が広いので防風効果は高く、大きく突き出たウイングは走り出すと案外気にならなかった。
ビモータ「テージH2」各部装備・ディテール解説
独創的なメカをむき出しにしたフォルムは、得も言われぬ迫力と他のバイクにはない孤高の存在感がある。ビモータとカワサキの業務提携第一弾として登場。ボディカラーはこのトリコロールとカーボンの2色。テージのシャシーとH2のスーパーチャージャー付きエンジンの融合は、これ以上ない独創のマシンを生み出した。
ビモータ「テージH2」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2074mm×770mm×1155mm |
ホイールベース | 1455mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 840mm |
車両重量 | 207kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 998cc |
ボア×ストローク | 76.0× 55.0mm |
圧縮比 | 8.5 |
最高出力 | 170kW(231PS)/11500rpm 178kW(242PS)/11500rpm(ラムエア加圧時) |
最大トルク | 141N・m(14.4kgf・m)/11000rpm |
燃料タンク容量 | 17L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 21.3° |
トレール量 | 117mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70 ZR17・200/55 ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | デュアルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 886万8000円(消費税10%込) |
文:八代俊二、オートバイ編集部/写真:柴田直行 /取材協力:モトコルセ、スティーブモーターサイクルサプライ