文:太田安治/写真:森 浩輔/モデル:平嶋夏海
FOBO BIKE 2「タイヤ空気圧監視システム」テスト&レポート
タイヤ空気圧と内部温度をリアルタイム表示、 警告、 記録で徹底管理
摩耗や硬化で性能が落ちたタイヤは論外だが、新品の高性能タイヤでも空気圧が適性でなければ本来のグリップ力、ハンドリング、乗り心地と燃費、耐久性のすべてが低下する。「月に一度は空気圧チェックを」と訴えてきたが、より確実なのがTPMS(タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム)の活用だ。
すでに出回っている製品はセンサーと小型モニターのセットが主流だが、今回テストした「FOBO BIKE 2」は前後2個のセンサー信号をBluetooth接続でスマホやスマートウォッチに表示するタイプ。
空気圧、タイヤ内部の温度をリアルタイム表示し、任意に設定した上限/下限から外れると画面表示とアラーム音で警告する。ハンドル回りにマウントしたスマホまたはスマートウォッチがモニター代わりということだ。
取り付けはノーマルのバルブに付いているキャップを外し、盗難および脱落防止のロックナット、センサーの順に付けて締め込むだけなので前後で1分もかからず、AndroidまたはiOS用アプリのインストール/設定まで10分程度だった。
空気圧と温度のデータをグラフ化してアプリ上で確認したり、最大9台の車両を登録して仲間の位置やタイヤ状況を確認できるユニークな機能も搭載されている。空気圧がどれほど重要か体感するためにも、すべてのライダーに使ってほしい。
テスター・太田安治の欲張りリクエスト
機能面に不満はなく、取り付けも設定も簡単。センサーはタイヤと一緒に高速回転するから、バルブへのストレス、ホイールバランスへの影響を最小限に抑えるよう、軽量化と小型化の徹底的な追求をお願いします。
文:太田安治/写真:森 浩輔/モデル:平嶋夏海