カブは最高! だけどほかにも気になるバイクはあるんです
【若林浩志さんが選んだバイク】
第1位:ホンダ「スーパーカブ110」
第2位:ホンダ「CT125・ハンターカブ」
第3位:ホンダ「レブル500」
買える時に買っておきたいスーパーカブ110
スーパーカブの連載やってるくらいだし、やっぱり本命はスーパーカブ110。第2位に選んだCT125も素晴らしいバイクなんだけど、スーパーカブらしさという意味ではやっぱこれ。
普段がスーパーカブ90なんで、JA07以降のスーパーカブって、ほんと高性能に感じるのよ。フロントサスはテレスコだし。そういえば以前、JA07とツーリング行ったときも、めっちゃ速くてびっくりした。ノーマルで速いってずるいよね。JA44はさらに進化してるよ思うと、弱点がなさ過ぎてずるい。
スタイルはもうスーパーカブってだけで完璧だし、アフターパーツの豊富さも半端なし。燃費、静音性、存在感、またがりやすさといったスーパーカブの特長はもちろん踏襲されてて、もちろん完成度の高さは歴史のお墨付き。欠点あるのかな、このバイク。
なんたって世界一売れてるバイクなわけで、つまり人類社会におけるバイクの象徴がスーパーカブと言っても過言じゃないはず。過言かも。
車の世界で良く言われる「最新のポルシェが最良のポルシェ」じゃないけど、やっぱり最新のスーパーカブは素晴らしい。文句なしのド本命です。
カスタムベースとして魅力を感じるCT125・ハンターカブ
登場以来、とんでもなく大人気なハンターカブ。やっぱり外せないですよね。なんといっても完成度が凄い。設計上、昔のスタイルを残すっていうのは相当厳しいと思うんだけど、きっちりとハンターカブのイメージを残してますよね。
以前は、古い方のハンターカブ110が欲しくてなんとなく探してたんですよ。でも、実際に試乗してみたら、スーパーカブとは異なるシフトパターンだとか、カスタムパーツの少なさとかでちょっと二の足を踏んじゃったんですよね。とはいえ、スタイルは個人的にバイク史上最高クラスだと思うので、細かい部分なんて買っちゃえば気にならなくなる程度の話なんだけど。
でね、CT110試乗後に、CT125に乗ってみたらこれがもうとんでもなく乗りやすいのよ。
パワーやトルク感が物凄いスムーズでまとまってるの。車体もめちゃめちゃしっかりしてるし。
あと、シフトフィールが凄い。シフトアップはもちろん、シフトダウンもどえらいスムーズ。バイワイヤで制御入ってるんじゃないかって確認しちゃったよ。良い意味で既存のカブシリーズはライバルじゃないですよ、これ。200ccとか250ccのトレール車を比較対象にすべきだと思う。
陳腐な表現だけど、クラスを越えた完成度ですね。
女性でもリターンライダーでもビギナーでも、どんな人にでも安心してオススメできる名車。
パンチが欲しくなったとしても、サブコンとマフラー程度で、すごく強烈に面白くなっちゃうんでしょうね、このバイク。
個人的には、キャリアを小さく軽量化したいくらいかな。フレーム構造がわかんないけど、可能ならシートレールも切りたい。でもそしたらツーリング行きにくくなるか。
いずれにせよ、これはとんでもない名車ですよ。
登場時から気になってるレブル500
大穴はカブじゃなくてレブル500。2017年の再デビュー当時から欲しくて欲しくて。スタイルといい、サイズ感といい、最高ですね。どこでも自然体で走れるところは、カブにも通じるものがありますよ。街中に置いても、キャンプに行ってもすごく画になりますよね。やっぱ、バイクって「カッコ良く思えるかどうか」ってのが大事なんだな、と思います。
走りとか性能については、なんせホンダなので、自分レベルで不満がでることはないでしょ。
スタイルについては、妄想だけでいうとフロントホイールをインチアップしたり、シートレールの後半部分は外してリアをすっきりさせたい気はする。でも、実際買ったらマフラー交換程度で、派手なカスタムはしないのかも。だってカッコ良いもん。
実際購入するとなったらレブル250と相当悩みそう。
車検ないのって敷居低いですよね。でも、ツインも初代レブルを彷彿とさせてたまらない。
新たに中型以上のバイクを増やすとしたら、レブルが最有力候補です。
というか3台って厳しいですね。スズキSV650Xも相当気になるのよね。ド下品なフレイムスとかトライバル入れて走りたい。
とりあえず早く編集部カブキャンプ行きましょうよ、西野さん。
文:若林浩志/写真:西野鉄兵