ジョナサン・レイのライディングで快進撃を続けるSBK最強マシンのベース車がこのニンジャZX-10RR。チタンコンロッドや専用カム、鍛造ホイールを備えた、選ばれしオーナーのための「ピュアレプリカ」だ!
文:八代俊二、オートバイ編集部/写真:赤松 孝

カワサキ「Ninja ZX-10RR」ライディングポジション・足つき性

シート高:835mm
ライダーの身長・体重:167cm・70kg

ハンドルからシートまでの距離が短いので腕を手前に引けるが、ハンドルの絞り角がやや開き気味で高さも低いので上半身に掛かる負担は少なくない。オフセットが増えた分ハンドルを切りやすく、取り回しは楽になった。

カワサキ「Ninja ZX-10RR」各部装備・ディテール解説

画像: バルブスプリングを変更し、専用カム、新形状ピストンを採用。チタンコンロッドはPANKL社製、レブリミットは1万4700回転となった。

バルブスプリングを変更し、専用カム、新形状ピストンを採用。チタンコンロッドはPANKL社製、レブリミットは1万4700回転となった。

画像: ショーワと共同開発のΦ43mmバランスフリーフロントフォークは10Rと共通だが、RRはホイールをマルケジーニの鍛造としてバネ下の軽量化を図る。

ショーワと共同開発のΦ43mmバランスフリーフロントフォークは10Rと共通だが、RRはホイールをマルケジーニの鍛造としてバネ下の軽量化を図る。

画像: リアサスはショーワ製のホリゾンタルバックリンクサス。RRの標準装着タイヤにはピレリのディアブロ・スーパーコルサSPが採用されている。

リアサスはショーワ製のホリゾンタルバックリンクサス。RRの標準装着タイヤにはピレリのディアブロ・スーパーコルサSPが採用されている。

画像: 空力特性の向上を重視して一新されたボディワーク。スクリーンは高くなり、ラムエア口の形状もコンパクト。サイドにはダクトウイングも備わる。

空力特性の向上を重視して一新されたボディワーク。スクリーンは高くなり、ラムエア口の形状もコンパクト。サイドにはダクトウイングも備わる。

画像: 大型のカラーTFTメーターを採用。スポーツ、ロード、レイン、好みのセッティングを保存できるライダーという4種のライディングモードを備える。

大型のカラーTFTメーターを採用。スポーツ、ロード、レイン、好みのセッティングを保存できるライダーという4種のライディングモードを備える。

画像: シート形状は10Rと同様。10Rでオプション扱いされているシングルシートカバーは、RRでは標準装備となる。タンデムステップは省かれている。

シート形状は10Rと同様。10Rでオプション扱いされているシングルシートカバーは、RRでは標準装備となる。タンデムステップは省かれている。

カワサキ「Ninja ZX-10RR」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2085×750×1185mm
ホイールベース1450mm
最低地上高135mm
シート高835mm
車両重量207kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量998cc
ボア×ストローク76.0×55.0mm
圧縮比13.0
最高出力150kW(204PS)/14000rpm
ラムエア加圧時:157.5kW(214.1PS)/14000rpm
最大トルク112N・m(11.4kgf・m)/11700rpm
燃料タンク容量17L
変速機形式6速リターン
キャスター角25.0°
トレール量105mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C (58W)・190/55ZR17M/C (75W)
ブレーキ形式(前・後)デュアルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格328万9000円(消費税10%込)

文:八代俊二、オートバイ編集部/写真:赤松 孝

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