Bee Line Moto(ビーラインモト)とは
元々、自転車界隈で人気のナビガジェットをベースに、オートバイ専用モデルとして作り上げられたのがBee Line Moto。
これ自体がナビ機能を持つわけじゃなく、スマホとペアリングして、情報を表示することに特化させてるのね。
そのかわり、見やすさ、コンパクトさ、防水性(IP67防塵防水)なんかには徹底してこだわってる。
これはまさにコロンブスの卵ですよ。
マップは皆さんおなじみグーグルマップ利用。なので月額とかもかからない。スマートでしょ。
思いつく限りのメリットを挙げてみるとこんな感じ。
ミニマムでコンパクト
重量約29g(※)と超コンパクト。ナビモードであれば必要最低限、いや必要十分な機能が詰め込まれている。
※プラスチックブラックの本体重量。メタル及びガンメタは約79g
スマホをバイクの振動で壊す心配が無い
バイクにスマホを装着すると振動で手ぶれ補正機構が破損というのが最近問題になってる。でもBee Line Motoならそんな心配からも自由になれるぞ。
バイクのスタイルを崩さない
スマホって面積でかいから、バイクに付けたくないって人もいるはず。でもこれなら目立たないし、愛車のスタイルも崩さないぞ
暑さや寒さでスマホがおかしくならない
猛暑や寒冷地でスマホをバイクに装着してると、動作やバッテリーがものすごく不安定になるのよね。結果、ナビが使えないなんて経験をした人も多いはず。Bee Line Motoの場合、スマホ本体を身に着けておくことで、熱や寒さからも守れるぞ。
防塵防水でいつでも安心
IEC(International Electrotechnical Commission)規格に基づいてJIS(日本興業規格)で制定されたIP67に対応。IP67の内容としては、「粉塵の侵入を完全防護し、水中15cm~100cmに30分間浸漬しても有害な影響を受けない」というもの。最強だぜ。
電池が長持ち
バックライト不使用で約30時間、バックライトをフルに使っても約10時間というスタミナっぷりでバッテリーにはほとんど気を遣わなくてOK。しかも充電時間は1時間しかかからない。
個人的には熱や寒さでスマホが止まらないのが、特にありがたい。
雪中ツーリングしたときに、寒さでスマホのバッテリーが不安定になってナビが使用不可能という憂き目にあったのよ。そうなると、雪の中でバイクとめてスマホを人肌であっためないと地図の確認すらできない。
でもBee Line Motoなら、最悪Bee Line Moto自体が寒さでバッテリーあがってもスマホ本体は懐で外気から守られてるってワケ。
取り扱いはTokyoMac×MacPerfect
取り扱いは、TokyoMac×MacPerfect。名前の通り、アップル関連製品やデジタルガジェットをはじめ、世界中から厳選されたアイテムを取り扱ってる。
以前この連載でも扱ったエアタグ関連アイテムなんかもあるし、気になるアイテムてんこ盛りだぞ。
BEELINEmotoのラインナップ
本体のラインナップは3種類。プラボディでめっちゃ軽くて電源ボタンが黄色いのがプラスチックブラック。
質感を求めたい人には、ガンメタルグレイかメタル。プラスチックブラックよりはちょびっと重くなる(とはいえたったの79g)けど、金属ボディでめちゃカッコ良いぞ。
あと、いろんなマウントが存在するけど個人的なイチオシはこれ。
ゆうて、スーパーカブには22.2mmのバー部分はないけど、でもスマホマウントバーが各社から出てるので、なんとかなるっしょ。
そのほかにも多数のオプションパーツが用意されてるぞ。詳しくはこちら。購入もここからいけるぞ。
本体と機能
サイズとボタン配置はこんな感じ。
ちなみに、重量についてはバリエーションによって異なるんだけど、特筆すべきはプラスチックブラックの軽さ。なんと約29グラムとめちゃめちゃ軽い。
金属ボディを採用するメタル及びガンメタは、約79グラム。そのかわり質感は抜群。
持った感じの高級感も素晴らしいぞ。
四方にボタンがあるけど、一個だけ色違いなのが電源ボタン。プラスチックブラックの場合は黄色ね。長押しで起動/終了だぞ。
ナビ中に左右ボタンを押すとモード変更。モードは以下の6つ。
ナビ スピードメーター 目的地までの距離&トリップ
時計&走行時間 バッテリー残量 セッティング画面
バッテリー残量表示では、Bee Line Motoだけじゃなく、ペアリングしてるスマホの分も表示されるのが今どきって感じ。便利よね。
セットアップ・ペアリング方法
この手のデジタルガジェットはセットアップが気になるとこですよね。
Bee Line Motoならセットアップも超簡単よ。
アイフォンなら、アップストアで「Beeline Bike Navigation」アプリ。アンドロイドの場合はグーグルプレイで「Beeline」アプリを入れれば、ほぼできたも同然。
あとはアプリを立ち上げて、画面の指示に従うだけ。
なんだけど、それだけではいくらなんでも不親切なので、実際にやってみたよ。
セットアップに使ったのはiPhone12mini。
よっぽど引っかかる部分は無いと思うんだけど、この手の作業で良くあるのが「セットアップがの途中でやり直したらうまく行かなくなった」ってパターン。
設定内容が中途半端に残ってるせいで、ちゃんと最初からやり直しが出来ない。ハマる。っていうね。
Bee Line Motoでも、撮影の都合上何度もセットアップしたんだけど、一回だけハマったので現象と対応策を残しておくよ。万が一だれかの助けになるかもだからね。
前提
一度目のセットアップで接続成功するも、撮影のためにアカウントをログアウト&アプリを削除。さらにiPhone側のBluetooth設定も削除して、再度セットアップを開始しようとした。
結果
「デバイスと接続しています。ペアリングを待機しています」という画面で止まり、ペアリングが進まない。
対策
BEELINEmoto本体の左右ボタンを操作して「Settings」画面を出す。
下ボタンを押してセッティング項目を表示。
上下ボタンでセッティング項目の「Unpair」にしたら右ボタン。
「Unpair from phone?」と表示が出るので上ボタンを押すとBEELINEmoto本体のペアリング情報をリセットできるみたい。
その後、あらためてiPhoneからセットアップをすると無事接続できました。
バイクに装着してみた
装着自体は実に簡単。
付属のユニバーサルマウントをバー部分に装着。あとはBee Line Moto本体をユニバーサルマウントにひっつけるだけ。
若林のカブにはとても便利な「まとまるバー」が装着されてるので、まずはそれに付けてみる。
と、いっても同梱されてるユニバーサルマウントを同じく付属のゴムで留めるだけ。めちゃ簡単。
実にシンプルでしょ。もっとしっかりと装着したい人には、上記の「BeeLine Moto 専用マウント バークランプ」がオススメ。
あと、本体同梱のGo Proスタイルマウントも可能性無限大だぞ。
スマホバーに装着するとこんな感じ。
もはや最近のバイクには必須アイテムといえるミリバー(22.2mm)のバーマウント。各社からいろんなの出てるけど、今回はダートフリークのGPS/スマートフォンホルダーマウントに装着してみたよ。
なんたってBee Line Moto自体が小さいので、お好きなところに自在に装着できるぞ。
知らない人がみたら「時計かな?」くらいのサイズ感。
二個くらいつけれそうね。
ナビモードで使ってみた
まず最初にルート設定なんだけど、これはスマホのBeelineアプリで行うよ。
マップデータはグーグルマップだから、検索or住所をいれてルート決定するだけ。
もちろん有料道路の使用/不使用とかも設定できるよ。
グーグルマップそのものの欠点というか仕様だけど、原付や原付二種が通行できない道路については指定できない。これについては、グーグル様の改善を待つしか無し。
シンプルかつ使いやすくて悩むポイントはほとんど無いけど、ただ一点。ルートを任意で変えたいときだけちょっとクセがある。
ルート上をタップするとマーカーがでるので、それを移動させて途中の道を変更できるのよ。
百聞は一見に如かずというわけで、動画でどうぞ。
さて、ルート設定もできたところで、実際に走ってみたよ。雨が続いててなかなか実走できなかったけど、晴れ間が見えてきたのでレッツゴー。
と思ったらすぐにどしゃぶりだ。
でもIP67の防塵防水だから大丈夫! 借り物だけどね。
人間はずぶぬれでひどい目にあったけど、Bee Line Motoはへっちゃらでした。
コンパスモードは目的地までの方向のみを表示
ルートモードでは各種情報が表示されたけど、コンパスモードでは目的地への方角と距離だけを表示。
まさにコンパスですな。
気ままにツーリングを楽しむには実に楽しそう。
まとめ
最初は、スマホナビを見慣れてるせいか地図が表示されないのが物足りなかった。でも少し使うと割とすぐ慣れるね。実際、走行中にじっくり地図なんて見てないし。
で、実用してみたところ必要な情報はすべて表示されてるので、想像以上に快適。むしろ、一瞬で情報が読み取れて便利。
良く考えてみれば、スマホナビの画面情報って走行中に読み取れない情報が多いのかもね。
あと、スマホをバイクに装着しないことによるメリットは相当大きいね。スタイルもシンプルだし、これはオススメですぞ。というか、個人的に買います。
レポート:若林浩志