ジムカーナって転倒しちゃうこともあるんです!
ジムカーナをやって転倒したことのない人っているんでしょうか。
転倒しても何事もなくそのまま走ってたり、転倒したのを助けてあげることもあれば微笑ましく見守っていたり。
それだけジムカーナでは転倒は日常茶飯事なんです。
そんなに転んでも大丈夫なのかというと、ほぼ大丈夫!
なぜかというと、バンパーが車体もライダーも守ってくれるから無傷だったり擦り傷で済んだということが多いんです(たまに骨折などもありますが)。
ということで、ジムカーナでよく使われているバンパーに注目してみました。
ジムカーナで使われているバンパー、SSBに注目してみた
バイクのバンパーのひとつにSSB(SAKUTA SPORTS BUMPER)があります。
SSBは、A級ライダーとして第一線で活躍し続けている作田隆義さん(上の写真の方です)が制作しています。
ジムカーナ競技で使用するために軽量でコンパクト、さらに見た目もカッコいい!
用途はジムカーナだけでなく、サーキットや講習会、ツーリングなど様々。
その性能はというと、いざというときは車体もライダーも最大限守ってくれるため、たくさんの方々に愛用されていて、道の駅や高速道路の駐輪場などいろんなところでよく見かけます。
どうしてSSBを作ったの?
それは遡ること1993年頃。
ところで当時からジムカーナの記事はモノクロだったんですね〜。
せっかくなので作田さんご本人からいただいたカラーのCBR600Fもご覧ください。
さて、作田さんはCBR600F2でジムカーナをしようしたのですが、そのときは世の中にCBR600F2のバンパーがなく、金属加工業をしていたというのもあり自分で作ってしまったのがきっかけだとか。
その構造が今でもSSBのベースの形となっていて、なんと約30年間ずっと研究を重ね続けているんです。
今では数えきれないほどのバイクのSSBが作っているというのだからびっくりです。
SSBの制作で嬉しいことや苦労してることって?
「SSBのおかげで体が守られた!」
「SSBをつけてマシンがさらにカッコよく見えるようになった!」
と聞いたときはやっぱり嬉しい!と作田さん。
そしてSSBはオールステンレス。
だから高い熱を加えると少なからず熱歪みが発生してし、お客様が自分で取り付けることができるように精度を出すことに苦労するとか。
中には制作が難しい車両もあり、満足できるようなしっかりとした構造を考えるのが大変だそうです。
作田さんってこんな人!
ツーリング中に転んでしまったこと。
これが作田さんがジムカーナを始めたきっかけでした。
その後スクールに行き、そこで「ジムカーナ」を知って参加。
そこで見て思ったこと、
「うまくて速くて、どんなマシンでも自由自在に操れるライダーになりたい!」
というのは今でも目標とのこと。
また、現在もNSR(もちろん現在発売していません)が優勝争いをしている中、常に最新のマシンでジムカーナをしている作田さん。
なぜかというと、まずはバイクメーカーや雑誌社などへのアピール。
何よりも、「ジムカーナをやってみたい!」そう思ってくれる人がジムカーナに参加してほしいと願っているからなんです。
現行で発売されている手に入れやすいバイクで、作田さん自身がジムカーナをすることで手軽にできるモータースポーツだと感じてほしいです。
そして、「ジムカーナは自分とマシンが一緒に競うスポーツ。勝てるときもあれば負けることもあるけれど、自分の目標は曲げずにジムカーナを楽しみたいですね!」とわくわくしている少年のようにおっしゃっていました!
SSBファクトリーのホームページはこちら!
30年以上のジムカーナの経験を生かし、軽量ステンレス製バンパーを手作りで制作しています。
ホームページの中にもないバイクでも、ぜひ一度お問い合わせください!
『イラストレーター 寺崎愛 オフィシャルサイト』