味わい深くサイドカーに向いていると言われる、ショベルヘッドモーターを搭載するクラシックハーレーと、クラシックな装いにフィットするサクマエンジニアリングオリジナル“ベータサイドカー”の組み合わせは、「アリなのか?」「ナシなのか?」
文:山口銀次郎/写真:柴田直行

サクマエンジニアリング「H-D 1980 FLT ベータサイドカー」各部装備・ディテール解説

ベータサイドカー

無駄な装飾を省いた、とてもシンプルなフォルムの “ベータサイドカー”。先端から後端にかけ緩やかなラインを描くシルエットは、車種を選ばずマッチさせることが可能。

側輪には純正のフロントホイールを採用し、それに合わせフェンダーもフロント用を模したものを採用する。独立したオリジナルサスペンション構造を採用することにより、クッション性豊かで上質な乗り心地に貢献する。また、ディスクブレーキシステムを追加する。

画像: シンプルなフォルムがわかりやすいアングルカットだろう。サイドカーへの定員は1名で、足を伸ばせるほどゆったり優雅な乗車を可能に。サイドカーへの乗り降りを考慮したフットボードを側輪前方に装備する。

シンプルなフォルムがわかりやすいアングルカットだろう。サイドカーへの定員は1名で、足を伸ばせるほどゆったり優雅な乗車を可能に。サイドカーへの乗り降りを考慮したフットボードを側輪前方に装備する。

画像: 座席の背もたれを倒すと大容量のトランクスペースが出現するベータサイドカー。荷物をスッキリ収めることで、スマートなツーリングが出来るというもの。

座席の背もたれを倒すと大容量のトランクスペースが出現するベータサイドカー。荷物をスッキリ収めることで、スマートなツーリングが出来るというもの。

ベース車両:1980Harely-Davidson FLT
サイドカー:サクマエンジニアリング/ベータサイドカー
サイズ・全長×全幅:2500㎜×1910㎜
サイドホイール:純正フロントホイール。EZステア使用


エアロスムーストレーラー

サイドカーやトライクにて牽引するベストなサイズと、充分な積載量を誇る、サクマエンジニアリングオリジナルトレーラー“エアロスムーストレーラー”。

画像: エアロスムーストレーラー

国内での使用を考慮した、サスペンション設定やホイールチョイスなど、サイドカー製造メーカーだからこそのノウハウが詰まった仕上がりとなる。トレーラーアッパー部分が大々的に開く蓋となり、大きくガサばる荷物もそのまま入れることができる。普通免許にて運行可能なサイズ設定が嬉しい。

画像: とてもオーソドックスなスタイリングのエアロスムーストレーラーの他に、サクマエンジニアリングでさらに大型サイズや小型のもの、一輪タイプにキャリアタイプ等々各種取り揃えている。タイトなターンをする時に、車体とトレーラーが干渉しないヒッチバーの長さを確保している。

とてもオーソドックスなスタイリングのエアロスムーストレーラーの他に、サクマエンジニアリングでさらに大型サイズや小型のもの、一輪タイプにキャリアタイプ等々各種取り揃えている。タイトなターンをする時に、車体とトレーラーが干渉しないヒッチバーの長さを確保している。

画像: 約742Lの大容量のトレーラートランク室。強大な積載能力を誇るので、仲間のキャンプ道具を一手に引き受けるというユーザーさんがいるとか。大開放の蓋は使い勝手が良い。

約742Lの大容量のトレーラートランク室。強大な積載能力を誇るので、仲間のキャンプ道具を一手に引き受けるというユーザーさんがいるとか。大開放の蓋は使い勝手が良い。

画像: トレーラーは、道路運送車両法で自動車として規定されているために、ナンバー登録や車検が必要となる。登録は黄色ナンバーの軽車両規格の2年車検となる。

トレーラーは、道路運送車両法で自動車として規定されているために、ナンバー登録や車検が必要となる。登録は黄色ナンバーの軽車両規格の2年車検となる。

トレーラー:サクマエンジニアリング/エアロトレーラースムース。
サイズ・全長×全幅:2390㎜×1010㎜。
タイヤサイズ:155/55-14。
トランク容量:約742L

文:山口銀次郎/写真:柴田直行

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