新型コロナウィルスの感染拡大も落ち着きつつあるような気がする2021年秋。各地の非常事態宣言も取り下げられて、徐々に「いつもの」風景が戻ってきつつあります。
秋以降は、週末ごとにいろんなイベントも開催されて、バイク乗りたちも元気を取り戻しつつあるように見えます。ツーリング、ミーティング、キャンプにレースがだんだん身近に戻ってきたいま、ひとつ魅力的なイベントレースの開催告知をいただきました。
「九州エンデュランスフェスタin SPA直入」。これ、昨年の大会も取材にお邪魔した、九州大分のオートポリスとSPA直入にまたがって行われる、4ストローク250ccモデルの耐久レース。2021年はSPA直入大会だけになっちゃいましたが、そのレースが2021年11月21日(日曜)に開催されます。
<去年のレポートはコチラへ→ https://www.autoby.jp/_ct/17411926>
昨年、このレースにわざわざ取材に出かけたのは、カワサキの4気筒250ccモデルNinja ZX-25Rの本格デビューレースだったから。しかもライダー陣容がスゴい楽しくて、レジェンド清原明彦さんをはじめ、元TT-F1チャンピオン塚本昭一さん、それにカワサキのヤングタイガー、岩戸亮介、井吉亜衣稀がチームを結成。マシンづくりは、キヨさんのショップ「プロショップキヨ」(今はカワサキプラザ神戸兵庫)と、カーボンパーツでおなじみの「Aテック」、Ninja ZX-25Rのパーツをがんがんリリースしている「スナイパー」という大阪連合で、コレハ面白そうだ、ってお邪魔したわけです。
ま、ホントは10月の全日本ロードレース・鈴鹿大会でキヨさんに会ったときに
――キヨさん、九州で耐久に出るんですって? 気をつけなダメですよ。
「お、そうかそうか。取材に来るってか。よっしゃしょっしゃ、SPAに言うといたるわ」
――いや、そうじゃなくて、気をつけて、って……。
「お、待ってるからな。約束したで」
――ちょ、キヨさん待って……。
っていうやりとりからだったんですけどね。
その「九州エンデュランスフェスタ」が11月21日に行なわれるわけです。レースは1Dayで予選→決勝を行なう、決勝5時間耐久、250ccのマシンはBrave(ヤマハWR250 or KTMエンジンを使用した改造クラス)/オープン(空&水冷単気筒と空&水冷2気筒)/ネオスタンダード(ST250をはじめとしたストックに近いクラス)に区分けされ、ネオスタンダードにはNinja400/CBR400R/BMW G310Rの参戦もOK。
まだエントリーリストは発表されていませんが、Ninja400とCBR400RがNinja ZX-25Rと戦うってのがおらワクワクすっぞ、ですね。Ninja400が速そうだ。
ちなみに、この大会には、全日本ロードレースに参戦している「will raise racing RS-ITOH」の柳川 明と、そのチーム監督である井筒仁康がチームを結成して参戦します。あくまでもプライベートチームで、ってことで、チーム名は「Team 1zutsu」。井筒くんがHYODツナギの背中に背負ってるネーミングですね。
これも楽しみ♪
SPA直入はオートポリスと同様、カワサキが所有する大分県・竹田市のミニコース。大分の南西、熊本の北西にあって、ツーリングライダーが大好きな阿蘇~久住高原に囲まれた立地です。クルマで行くと、熊本空港から2時間、大分空港から1時間ってところかな。
もう、雄大な景色が素晴らしいコースで、オートポリス同様、ヨーロッパのサーキットみたいなところ。わたくし中村、一度はここを走ってみたいと思ってる所存です^^。また写真撮りに行きたいなぁ……。
写真・文責/中村浩史