ドゥカティ「ストリートファイター V2」「ストリートファイターV4 SP」登場！〈Fight Formula〉コンセプトを追求する新世代モデルを初公開

ドゥカティ「ストリートファイター V2」「ストリートファイターV4 SP」の特徴

日本上陸は2022年第一四半期の予定

ドゥカティが現在Web上で開催中の、2022年向けニューモデルを連続公開するイベント「ドゥカティ・ワールド・プレミア2022」。11月12日のエピソード4では、スポーツネイキッドである「ストリートファイター」シリーズの新たなモデルが2台、姿を現した。

1台目は新しい「ストリートファイター V2」だ。最新スーパースポーツとして高い評価を受けている「パニガーレ」シリーズに、伝統のデスモドロミックを採用した強力な水冷Lツインを融合させた「パニガーレV2」のメカニズムがベース。これにアグレッシブな走りとスタイリングで注目されてきた「ストリートファイター」シリーズの、「Fight Formula（戦うための方程式）」コンセプトを合体して「ストリートファイター V2」は誕生。

「パニガーレV2」からフルカウルが取り払われ、シリーズの最高峰モデル「ストリートファイター V4」の流れを汲む斬新なネイキッドスタイルでイメージチェンジし、高くワイドなハンドルバーも装着。955ccのスーパークアドロ水冷Lツインエンジンは153PSを発揮。コンパクトなアルミモノコックを中核とした、乾燥重量178kgという軽量な車体との組み合わせにより豪快な走りを堪能できる。

同時に、ポジション設定やシートに人間工学的なデザインを取り入れることで、ストリートでの快適性も高いレベルにある。もちろん、IMUのデータによって制御される「スライド・バイ・ブレーキ」機能付きコーナリングABS EVOや、ドゥカティ・トラクション・コントロール（DTC）EVO 2など、最新世代の電子制御デバイス群でもライディングをサポートする。

この「ストリートファイター V2」の税込価格は199万9000円で、日本国内での発売は2022年第一四半期の予定だという。

もう1台のニューモデルは、「ストリートファイター」シリーズの最高峰である「ストリートファイターV4」の中でも、トップエンドに位置付けられる存在の「ストリートファイターV4 SP」だ。「SP」は「スポーツ・プロダクション」の略で、これまでも走りにこだわったモデルにドゥカティが与えてきた車名。「Fight Formula」コンセプトを極める存在として、サーキットでより速く走るためのクローズドコース専用モデルとして用意された。

「ストリートファイター V4 SP」のエンジンは最高出力203PSという1103ccのデスモセディチ・ストラダーレV4エンジン。アグレッシブなシフトダウン時でもスリッパー機能がより効果的に働くSTM-EVO SBK乾式クラッチを装着するなど、サーキットでの限界走行に対応。

オーリンズ製の電子制御サスペンション・Smart EC 2.0をはじめ、超軽量なカーボン製ホイール、専用のブレンボ製Stylema Rキャリパー、CNC機械加工によるステップといったハイグレードな装備が与えられている。装備重量196kgと「ストリートファイターV4 S」より3kgの軽量化も達成。サーキット走行専用なのでもちろんシングルシート仕様だ。

「ストリートファイター V4 SP」の税込価格は395万9000円で、日本国内での発売は「ストリートファイター V2」と同じく、2022年第一四半期の予定となっている。

ドゥカティ「ストリートファイターV2」の主なスペック

【写真4枚】ドゥカティ「ストリートファイターV2」4

ドゥカティ「ストリートファイターV4 SP」の主なスペック

【写真4枚】ドゥカティ「ストリートファイターV4 SP」4

まとめ：小松信夫

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