トライアンフモーターサイクルズジャパンは2021年11月9日、根強い人気のモダンクラシックシリーズの中でもカフェレーサー的なスタイルと、走りを追求したメカニズムを合わせ持つ「スラクストンRS」をベースにした限定モデル「スラクストンRS Ton Up エディション」を発表した。

トライアンフ「スラクストンRS Ton Up エディション」の特徴

画像: TRIUMPH Thruxton RS Ton Up Edition 総排気量:1200cc エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ並列2気筒 シート高:810mm 車両重量:217kg

TRIUMPH Thruxton RS Ton Up Edition

総排気量:1200cc
エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ並列2気筒
シート高:810mm
車両重量:217kg

往年の「トン・アップ・ボーイズ」をイメージ

「Ton Up エディション」という車名は、公道を閉鎖した世界屈指の難コースで行われるマン島TTにおいて、周回平均時速100マイル(約160km/h)を達成することを指す「オーバー・ザ・トン」という言葉がそもそもの由来。

特に1950〜60年代にオーバー・ザ・トンを達成した「トン・アップ・ボーイズ」、中でも1969年のマン島TTで、トライアンフ・ボンネビル・スラクストンを駆るM・アップヒルの手で、プロダクションバイク初の100マイルオーバーが達成されたという快挙にインスパイアされ、当時のカフェレーサーをイメージさせる「Ton Up エディション」は誕生した。

画像1: トライアンフ「スラクストンRS Ton Up エディション」の特徴
画像2: トライアンフ「スラクストンRS Ton Up エディション」の特徴

最高出力105PSを発揮する強力な1200cc水冷並列ツインエンジンをはじめ、ROAD、RAIN、SPORTの3モードを選択でき、トラクションコントロールなどまで統合された最新のライディングモードや、前後17インチホイール、Showa製の倒立フォークやオーリンズ製のリアサス、ブレンボ製ブレーキシステムなど、スポーティな走りを支えるモダンでハイグレードなメカニズムは、スタンダードな「スラクストンRS」と同様。オーソドックスな中にレーシーなイメージをミックスしたスタイリングも基本的に共通だ。

画像3: トライアンフ「スラクストンRS Ton Up エディション」の特徴

その特徴は専用のカラーリング。シルバーコーチライニングで縁取られたブラックのニーパッドグラフィックが目立つ、手仕上げペイントされたエーゲンブルーのフューエルタンク。

画像4: トライアンフ「スラクストンRS Ton Up エディション」の特徴

そしてシングルシートのテールカウルやフロントフェンダーは対照的に白くペイントされ、クラシカルなカフェ風味を強調。テールカウルの赤いゼッケンベースには、車名に由来する「100」の文字も入っている。サイドカバーの「Ton Up」エンブレムや、マットアルミニウムシルバーのフォークプロテクター、ブラックアウトされたホイール、エンジンカバーなども「Ton Up エディション」だけに与えられている。

「スラクストンRS Ton Up エディション」は、今期限定で生産されるという。税込価格は202万7000円。

画像: 【公式動画】Thruxton RS Ton Up Edition | Features and Benefits www.youtube.com

【公式動画】Thruxton RS Ton Up Edition | Features and Benefits

www.youtube.com

トライアンフ「スラクストンRS Ton Up エディション」の主なスペック

全長×全幅×全高NA×745×1030mm
シート高810mm
車両重量217kg
エンジン形式水冷4ストOHC4バルブ並列2気筒
総排気量1200cc
ボア×ストローク97.6×80mm
圧縮比12.1
最高出力105PS/7500rpm
最大トルク112Nm/4250rpm
燃料タンク容量14L
変速機形式6速リターン
キャスター角22.8°
トレール92mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・160/60ZR17
ブレーキ形式(前・後)φ310mmダブルディスク・φ220mmディスク

まとめ:小松信夫

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