インドネシアのPTアストラ・ホンダが、ニューモデルとして「CB150X」を発表した。東南アジア諸国で人気の150ccクラスに、近年世界的に注目されているアドベンチャーツアラー的なコンセプトを取り入れて誕生したモデルだ。
ホンダ「CB150X」の特徴
ホンダ得意のクロスオーバーコンセプトで変身
すでにスーパースポーツの「CBR150R」やオフロードモデルの「CRF150L」などがインドネシアには存在していたが、「CB150X」によってさらにラインナップを拡充。150ccのDOHC水冷単気筒エンジンや、フレーム、サスペンションといった基本的なメカニズムについては、ネイキッドスポーツの「CB150Rストリートファイア」のものがベースで、サスペンションを延長して車高を上げるなどのモディファイが施されたもの。
しかし、スタイリングには日本でも発売されている「NC750X」・「400X」や、中国向けの「CB190X」などに共通して取り入れられている、オフロード車的なイメージや造りをミックスしたクロスオーバーコンセプトを採用。
イメージを一新するのと同時に優れた快適性も実現され、デジタルメーター、テーパーハンドルなどもあって機能面も充実。さらに150ccという排気量を感じさせない、クラスを超えた堂々たる存在感も魅力だ。
ホンダ「CB150X」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2031×796×1309mm |
シート高 | 817mm |
車両重量 | 139kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 149.16cc |
ボア×ストローク | 57.3×57.843mm |
圧縮比 | 11.3 |
燃料タンク容量 | 12L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 100/80-17・130/70-17 |
ブレーキ形式(前・後) | ディスク・ディスク |
まとめ:小松信夫