文:松下尚司・時々、井上&佐々木/写真:井上演・時々、松下&佐々木
※この記事は月刊『オートバイ』2021年11月号 特別付録「RIDE」に掲載した記事を再編集しています。
終わってみれば450キロ、この疲れが心地よい
優太に言われてはたと感じた。真っ直ぐ走るなんて免許があれば誰にでもできる。それが一番楽しいなんて、バイクとしてとても価値があることじゃないだろうか。
音や鼓動を感じながらバイクを走らせるというのは、シングルやツインの得意な領域。実際、今回の3台はどれも音や鼓動を感じやすく、乗っているだけで楽しい。まさにクセになるタイプのバイクたちだ。
そんなことを考えながら、軽井沢をアチコチと走り回る。仕事なので撮影でちょこちょこ止まらないといけないが、できれば、ずっと乗っていたいくらいだった。
ちなみに我々3人は今どきのライダーさん達のようにインカムは使ってない。単に自分が持っていないだけなのだが、走りながら仲間の動きを見て、分かるように合図を出し、迷うことなくスマートに走れるのがこなれたライダーのようで、気持ちが良いもんなのだ。
そういえば、今回集合すると打ち合わせをしたわけでもないのに全員アライにカドヤだった。それぞれの色もグレー、黒、ブルーと揃い、3人が綺麗に分かれていた。これはもしかして、何かの暗示か。企画でも考えろってことなのか。
久しぶりだから適度に、と思っていた今回のツーリングも終わってみれば15時間、約450キロ。家に着き、重い体でウエアを片付ける。その疲労感に、もうしばらくはいいかなと思いつつも、その一方で達成感を味わいながら次の企画と予定を考える自分がいるのだった。
☆打ち合わせしなくても革はKADOYA、ヘルメットはArai☆
ダブルが好きなので軽快に着れるATLASは最高。スマートに見えますし。身長186㎝ですがサイズはLLでジャストです。KADOYAは着るとバイクに乗るぞって気持ちになるのが良いですよね。
ヘルメットは何個か持っていますがRAPIDE-NEOが一番お気に入り。めちゃカブってます。僕はどうやらこの手のグレーが好きみたいです。
ヘルメットは何といってもアライ。SZ Ram4なんだけど、今はVZ Ramを狙ってます! グレーとか、いいなぁ。
革ジャンはSRに乗り出した当時に(持っていた革ジャンはあれ、入らないぞ? 縮んだ? あ、僕が大きくなったのか!)買い足した物で、LBサイズ。B体を標準で販売してくれるカドヤさんに感謝です。
ブラックやブラウンが主流の革ジャンで、レザーのネイビーは個性がだせる気がしてます。それとフード。バイクから降りた時も、ハード過ぎずカジュアルに見えるかなって。
ヘルメットはスタイル&機能面で大のお気に入り。設定にないアイスブルーに塗ってもらいました! ハーレーと革ジャンとジーンズとトータルで青系になってます。