文:松下尚司・時々、井上&佐々木/写真:井上演・時々、松下&佐々木
※この記事は月刊『オートバイ』2021年11月号 特別付録「RIDE」に掲載した記事を再編集しています。
松下尚司 × BMW「R nineT Urban G/S Edition 40 Years GS」
BMWって乗れば乗るほど乗りたくなる不思議なエンジンだ
本来であれば、自分のパパサンで参加したかった空冷乗りツーリングですが、仕上がるまでにはまだまだ期間が必要なので、今回は乗りたいモデルを借りてきました。
空冷モデルというと、現在は国産よりも外国車の方が充実しています。ハーレーという選択もあったんですが、優太が乗ってくるのは分かっていたのでVツインはあえて避け、エンジンが特徴的なモデルに乗りたいと思ってBMWをチョイスさせていただきました。
いやー、楽しいですね、ボクサーエンジン。乗ってみて改めて感じるのは、エンジンの面白さがバイクの楽しさに直結するなということ。BMWの伝統である水平対向エンジンですが、心地よい音も振動も、伸びの良さも、このエンジンならではじゃないのかな、と。
排気量が1169㏄もあるのに、滑らかで疲れない。でも、トルクはあるから街でもワインディングでも楽しい。サイコーでしょ? あとね、何と言っても張り出した形。ひと目でBMWって分かるのはサスガですね。
井上演 × ヤマハ「SR400」
まさに相棒 SRが僕に馴染んできてる
このSRに乗り初めて早7年。走行距離も5万キロを超え、まさに相棒と呼ぶに相応しいくらいに自分に馴染んできたバイク。内股に感じる熱気と単気筒ならではの1発1発の鼓動感。あぁ、エンジンで走ってるな。楽しいな! と乗る度に思っています。
実は、新しい外装セットのペイントが上がっていまして、それに合わせて、K&H製シートをオーダーしていたのですが、今回のツーリングで先出ししました。
体重と撮影機材を背負って乗る事を前提に、シートスポンジは硬めでオーダー。使う前からK&Hさんに「馴染むまでは硬いよ!」と言われていましたが、これが本当に硬い(笑)。軽井沢に着くころにはお尻が少し辛くなりましたけど、段々と馴染んできたのか、不思議と往路より復路の方がお尻が楽になりました。
変に痺れたりする事もなく、デザインもカッコいいですし、馴染んでしまえば最高のシートになる予感がしてます。これからもガンガン乗って僕に慣らしていきますよ!
佐々木優太 × ハーレーダビッドソン「XL1200NS」
真っ直ぐ走るだけで楽しいと思えるんですよ
ドゥカティから始まったバイク人生ですが、まさか自分がハーレーに乗るとは想像もしていませんでした。とある車庫に眠っていたこのスポーツスター。走行距離は、ほぼゼロ。まさに縁とタイミングが合うというのはこのことで、自分が乗ることになりました。
もともとアイアン1200はアップハンドルのチョッパースタイルなんですけど、低いハンドルと鬼バックステップがチャームポイントです。手にした時にはこのカスタムだったので、距離を乗るようになって最近やっとマッチするライディングポジションが分かってきました。
このスポーツスターとは別にXSR700に乗っていますので、ツーリング先のシチュエーションによっては『あぁ、XSR700で来たかったな…』という場面もあります。ですけど、逆に、このスポーツスターに乗るようになって、今まで『バイクは倒した時が楽しい』と思っていましたが、『ただ直進しているだけでも楽しいんだなぁ』と気付かせてもらいました。
文:松下尚司・時々、井上&佐々木/写真:井上演・時々、松下&佐々木
※この記事は月刊『オートバイ』2021年11月号 特別付録「RIDE」に掲載した記事を再編集しています。