革ジャンを着て空冷バイクでツーリングに出る。原点にかえったかのような日帰り旅。
文:松下尚司・時々、井上&佐々木/写真:井上演・時々、松下&佐々木
※この記事は月刊『オートバイ』2021年11月号 特別付録「RIDE」に掲載した記事を再編集しています。

松下尚司 × BMW「R nineT Urban G/S Edition 40 Years GS」

画像: BMW R nineT Urban G/S Edition 40 Years GS

BMW R nineT Urban G/S Edition 40 Years GS

BMWって乗れば乗るほど乗りたくなる不思議なエンジンだ

本来であれば、自分のパパサンで参加したかった空冷乗りツーリングですが、仕上がるまでにはまだまだ期間が必要なので、今回は乗りたいモデルを借りてきました。

空冷モデルというと、現在は国産よりも外国車の方が充実しています。ハーレーという選択もあったんですが、優太が乗ってくるのは分かっていたのでVツインはあえて避け、エンジンが特徴的なモデルに乗りたいと思ってBMWをチョイスさせていただきました。

画像: ▲今回乗ったアーバンGSのカラーリングはGSシリーズ40周年記念モデル。実は日本においてのBMWの歴史も40年前からスタートしてる。

▲今回乗ったアーバンGSのカラーリングはGSシリーズ40周年記念モデル。実は日本においてのBMWの歴史も40年前からスタートしてる。

いやー、楽しいですね、ボクサーエンジン。乗ってみて改めて感じるのは、エンジンの面白さがバイクの楽しさに直結するなということ。BMWの伝統である水平対向エンジンですが、心地よい音も振動も、伸びの良さも、このエンジンならではじゃないのかな、と。

排気量が1169㏄もあるのに、滑らかで疲れない。でも、トルクはあるから街でもワインディングでも楽しい。サイコーでしょ? あとね、何と言っても張り出した形。ひと目でBMWって分かるのはサスガですね。

画像: ▲BMWを乗ったことがない人に乗って欲しいと思うのはエンジンの面白さがあるから。力強さと伸びの良さがどちらも楽しめますよ。

▲BMWを乗ったことがない人に乗って欲しいと思うのはエンジンの面白さがあるから。力強さと伸びの良さがどちらも楽しめますよ。

井上演 × ヤマハ「SR400」

画像: YAMAHA SR400

YAMAHA SR400

まさに相棒 SRが僕に馴染んできてる

このSRに乗り初めて早7年。走行距離も5万キロを超え、まさに相棒と呼ぶに相応しいくらいに自分に馴染んできたバイク。内股に感じる熱気と単気筒ならではの1発1発の鼓動感。あぁ、エンジンで走ってるな。楽しいな! と乗る度に思っています。

画像: ▲IB製アルミメッキシリンダーにワイセコピストン、CRキャブで空冷らしい乾いたサウンドが気持ち良い。耐久性もバッチリ。

▲IB製アルミメッキシリンダーにワイセコピストン、CRキャブで空冷らしい乾いたサウンドが気持ち良い。耐久性もバッチリ。

実は、新しい外装セットのペイントが上がっていまして、それに合わせて、K&H製シートをオーダーしていたのですが、今回のツーリングで先出ししました。

体重と撮影機材を背負って乗る事を前提に、シートスポンジは硬めでオーダー。使う前からK&Hさんに「馴染むまでは硬いよ!」と言われていましたが、これが本当に硬い(笑)。軽井沢に着くころにはお尻が少し辛くなりましたけど、段々と馴染んできたのか、不思議と往路より復路の方がお尻が楽になりました。

変に痺れたりする事もなく、デザインもカッコいいですし、馴染んでしまえば最高のシートになる予感がしてます。これからもガンガン乗って僕に慣らしていきますよ!

画像: ▲K&H製のオーダーシート。体重と撮影機材を背負って乗る事を前提に、シートスポンジは硬めでオーダーしている。今回、初乗り。

▲K&H製のオーダーシート。体重と撮影機材を背負って乗る事を前提に、シートスポンジは硬めでオーダーしている。今回、初乗り。

佐々木優太 × ハーレーダビッドソン「XL1200NS」

画像: Harley-Davidson XL1200NS

Harley-Davidson XL1200NS

真っ直ぐ走るだけで楽しいと思えるんですよ

ドゥカティから始まったバイク人生ですが、まさか自分がハーレーに乗るとは想像もしていませんでした。とある車庫に眠っていたこのスポーツスター。走行距離は、ほぼゼロ。まさに縁とタイミングが合うというのはこのことで、自分が乗ることになりました。

画像: ▲今後、貴重なモデルになるかもしれな空冷Vツインのエボリューションエンジン。古いエンジンだが、つまりは実績もあるということ。

▲今後、貴重なモデルになるかもしれな空冷Vツインのエボリューションエンジン。古いエンジンだが、つまりは実績もあるということ。

もともとアイアン1200はアップハンドルのチョッパースタイルなんですけど、低いハンドルと鬼バックステップがチャームポイントです。手にした時にはこのカスタムだったので、距離を乗るようになって最近やっとマッチするライディングポジションが分かってきました。

このスポーツスターとは別にXSR700に乗っていますので、ツーリング先のシチュエーションによっては『あぁ、XSR700で来たかったな…』という場面もあります。ですけど、逆に、このスポーツスターに乗るようになって、今まで『バイクは倒した時が楽しい』と思っていましたが、『ただ直進しているだけでも楽しいんだなぁ』と気付かせてもらいました。

画像: ▲手に入れた段階で今のカスタムされた状態だったハーレー。派手に出っ張ったエアクリーナーはスクリーミンイーグル製。

▲手に入れた段階で今のカスタムされた状態だったハーレー。派手に出っ張ったエアクリーナーはスクリーミンイーグル製。

文:松下尚司・時々、井上&佐々木/写真:井上演・時々、松下&佐々木
※この記事は月刊『オートバイ』2021年11月号 特別付録「RIDE」に掲載した記事を再編集しています。

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