二輪車も四輪車も取り扱うホンダならではの安全技術。今回は「Honda 安全ビジョン・テクノロジー取材会」で披露された、今回は「二輪姿勢制御 ライディングアシスト」にスポットライトを当ててお届けします!
2050年の交通事故死者ゼロを目指すホンダが、先進の安全技術を公開!
現在ホンダでは安全技術と通信技術の活用によって、誰もが事故に遭わない交通社会を実現すべく様々な取り組みが行なわれているのですが、やはり気になるのは二輪車の安全技術です! 先日、ホンダ主催の「Honda 安全ビジョン・テクノロジー取材会」が行なわれたので、その模様をお届けします!
CES2017で世界初公開したコンセプトモデル「Honda Riding Assist」は、バイク自体がバランスを保つことで、低速走行時や、取り回しの際の転倒リスクを軽減することを狙ったバランス制御技術が搭載され、その動画には驚かされました。
あれから約4年、その技術は着実に進化していました。
以前は自動でハンドルを操作したり、前輪ジオメトリの変更機構(フロントフォークが起きたり寝たりするなど)によって自立を実現していたのですが、「より自由で違和感のない操縦へ」という課題をクリアすべく開発は進められていました。
現在はライダーの「起こしたい」「バンクしたい」の意図にも応える「ライダー
マシン協調制御」を目指して開発が進められており、今回展示されたホンダ・NM4ベースの開発車には前輪操舵アクチュエーターに加え、倒れた方向と反対側に車体を動かすことで復元力を発生させる「車体・後輪揺動機構」が加わり、違和感の無い操縦へと近づいているようです。