KTM「1290 SUPER DUKE GT」の特徴
ユーロ5に対応しながら最高出力175HPという強力な1301ccのLC8水冷Vツインエンジンと軽量な車体を組み合わせ、最新の電子制御デバイスの力も借りて実現されたパフォーマンスは、最新スペックの「1290 スーパーデュークR」譲りのものになった。
WP製のAPEXセミアクティブサスペンションもアップデート。4つの異なる実際のライディング状況に合わせたサスペンション設定を選択でき、アンチダイブ機能を標準装備に。またホイールも、「1290 スーパーデュークR」用のアグレッシブなデザインのものが装着され、従来よりバネ下重量を1kg軽量化、ハンドリングが大きく改善されている。
もちろん「グランドツアラー」の名にふさわしい、長距離ツーリングを快適にする装備もアップデート。特に新しい7インチサイズのTFTディスプレイは、視認性に優れたデザインだけでなく、サスペンション設定などの各種操作を直感的に行えるわかりやすいインターフェイスを備えている。
また、ツーリングに大いに役立つターンバイターンプラスと呼ばれるまったく新しいナビゲーションシステムも利用可能となった。スマートフォンにインストールされたKTMコネクトアプリを通じて利用するもので、ナビゲーションの指示が直接メーター上に表示されるため、ライダーは指示を見逃しにくくなるのが大きなメリットだ。
この新しい「1290 スーパーデュークGT」は、2022年1月以降に欧州で発売される予定だという。ただし現時点では、日本での具体的な発売時期、価格などの情報は発表されていない。
KTM「1290 SUPER DUKE GT」の主なスペック
シート高 | 835mm |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒 |
総排気量 | 1301cc |
ボア×ストローク | 108×71mm |
最高出力 | 128.7kW |
燃料タンク容量 | 23L |
変速機形式 | 6速リターン |
ステアリングヘッド角 | 65.1° |
トレール | 125mm |
ブレーキ形式(前・後) | φ320mmダブルディスク・φ240mmディスク |
※スペックはイギリス仕様 |
まとめ:小松信夫