文:ゴーグル編集部/写真:松川 忍
スズキ「GSX-S1000GT」各部装備・ディテール解説

内部構造を見直したエアクリーナーボックスや電子スロットルによって、吸気抵抗の大幅な削減を実現。特徴的な吸気音の響きは残された。クラッチは単なるスリッパークラッチではなく、より高度なクラッチアシストシステムを採用。双方向クイックシフトと合わせ機能性がアップ。

排気系は4-2-1レイアウトこそGSX-S1000Fと同じだが完全に新設計。快適なツーリングに合わせたサウンドと優れた環境性能を備える。

シャープなノーズ先端にV字状のポジションランプが埋め込まれ、その左右にモノフォーカスLEDヘッドライトをマウント。ネイキッドのGSX-S1000はフロント左右にウイングが装着されていたが、GTではダクトウイング風になった。

防風効果を最大限に発揮するコンパクトなスクリーン。側面上部の小さな折り目は、ライダーの肩部を風から保護する効果があるという。オプションでさらなる快適さをもたらす防風性能を備える標準スクリーンより70mm大きなツーリングスクリーンが用意される予定となっている。

クラッチレバーを操作しなくても、スムーズにシフトアップ・ダウンができる双方向クイックシフトシステムを装備している。双方向クイックシフトシステムで、各部のセンサーなどの情報をもとにECMがスロットルバルブを制御し、スムーズな変速操作を可能にする。

ハンドルバーは前モデルのFに対し幅が23mm広がり、グリップが14mm手前となったことで操作性が向上している。TFTカラー液晶メーターの左側には、スマートフォンなどの機器へ給電・充電するためのUSBコネクターが設けられている。

ハイグレードなブレンボのラジアルマウントモノブロックキャリパー。Φ43mm倒立フロントフォークはKYB製。KYB製の倒立フロントフォークは伸び側・圧側それぞれの減衰力、スプリングプリロード調整できるフルアジャスタブルタイプ。

GSX-R1000譲りの強度の高いアルミ製スイングアームを採用。洗練された快適な乗り味と、スポーティな走りを両立させるには欠かせない。リンク式のリアサスは圧側減衰力とスプリングプリロードを調整可能。

シートはライダー側、タンデム側共に長距離走行での快適さを重視。グリップ性の高い表皮、実用的なグラブバーが特徴。メインフレームはGSX-S1000と共通だが、タンデムやサイドケース装着に対応させるため、シートレールは専用のものが用意された。

リアコンビネーションランプと新しいデザインのウインカーには、高い視認性と長寿命を両立するLEDを使用している。標準装着タイヤはダンロップのロードスポーツ2。
【動画】Say hello to the new GSX-S1000GT!
www.youtube.comスズキ「GSX-S1000GT」主なスペック
全長×全幅×全高 | 2140×825×1215mm |
ホイールベース | 1460mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 810mm |
車両重量 | 226kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 999cc |
ボア×ストローク | 73.4×59.0mm |
圧縮比 | 12.2 |
最高出力 | 152PS/11000rpm |
最大トルク | 10.8kg-m/9500rpm |
燃料タンク容量 | 19L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25゜ |
トレール量 | 100mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・190/50ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ310mmダブルディスク・Φ220mmディスク |
文:ゴーグル編集部/写真:松川 忍