イタリア・ヴェローナの「モーター・バイク・エキスポ2022」で公開
イタリアで製作されたカスタムモデル、BMW「R18M」
1801ccという大排気量の空冷フラットツインエンジン、強烈な存在感と洗練された雰囲気を兼ね備えるスタイリング、長い歴史に裏打ちされたクラシカルなディテールを併せ持つ、魅力的な大型クルーザーとして注目されているBMWモトラッドの「R18」。
BMWイタリアは2022年1月14日、この「R18」をベースに、イタリアの二輪メディア『LowRide』のアイデアに基づいて製作されたカスタムモデル「R18M」を、イタリア・ヴェローナで行われた「モーター・バイク・エキスポ2022」で公開した。
LowRideからもたらされたアイデアは、「R18」のレトロさを活かしながら、スポーティなイメージのパワークルーザーに変身させること。「M」の文字は、BMW製4輪車の高性能モデルに与えられるブランドで、近年は2輪車にもMモデルが展開されているのに合わせて「R18M」と名付けられた。
「R18M」はエンジンや駆動系、電子制御デバイスはベースモデルのままで、シャシー、サスペンション、ボディワーク、アクセサリーを中心にカスタム。軽量化と同時にライディングポジションもコンセプトに合わせて見直されている。
アイデアの実現はデザイナーのOberdanBezziに託され、AmericanDreamsが組み立てを行った。プロトタイプモデルを専門とするElaboratorioが、ビキニカウルやテールを製作。
カーボンイタリアは、ヘッドカバー、インテークダクトなどのカーボンパーツを担当。
大胆にショート化されたエキゾーストパイプは、BSエキゾーストレボリューションが手がけている。
シートはLRレザーで、BMW・Mのイメージカラーをベースに左右非対称デザインとしたペイントはDox ArtFactory。ミラーやグリップ、インジケーターはリゾマが提供している。
まとめ:小松信夫