進化した定番クルーザーと、そのツアラーバージョンが登場
いずれのモデルもハーレー最大の1923ccという大排気量で強力なパワーとトルクを発揮、もちろん独特の鼓動感をもたらすMilwaukee-Eight 117空冷Vツインエンジンを搭載することが特徴。その中でも次世代のパフォーマンス・クルーザーとして注目されているのが、「ローライダー S」と「ローライダー ST」の2台だ。
「ローライダー S」は、日本でも人気の高いスタイリッシュでパワフルな定番クルーザー。2022年モデルでMilwaukee-Eight 117エンジンを得て、約5%トルクが向上するなど、さらにパワーアップが図られた。
その他にも、ライダーの視線により近い位置にメーターを配置して見やすさを向上させるため、新たにハンドルバーマウントのアナログタ回転計とデジタル速度計も装備。燃料タンク上部にはバッジを配した薄型のテクスチャーブラックタンクコンソールも装着されている。シンプルで軽快なRadiateキャストアルミホイールは、マットダークブロンズ仕上げで、ボディカラーと合わせてダークな世界観を強調。
そして「ローライダー S」をベースに、フレームマウントの新型カウルと着脱可能で53.8リットルという大容量のサドルバッグを標準装備し、ローライダー独特の乗り味にツアラーとしての快適性、利便性もプラスしたニューモデルが「ローライダー ST」。
「ローライダー ST」は「ローライダー S」よりも背の高いリアモノショックを与えられ、リア周りがハイポジションにされている。これによって乗り心地が向上するのに加えて、リーンアングルが1度以上 大きくなっているため、よりダイナミックなパフォーマンスと、アグレッシブなコーナリングも実現。シート下に備わる油圧式プリロード調整機能によって、積荷や路面状況、好みに合わせてサスペンションをアジャストすることも可能になっている。
「ローライダー S」「ローライダー ST」の両モデル、ボディカラーはいずれもビビットブラック、ガンシップグレーの2色を用意。
「ローライダー S」の税込価格は、ビビットブラックが281万8200円、ガンシップグレーが286万3300円。「ローライダー ST」の税込価格は、ビビットブラックが306万200円、ガンシップグレーが310万5300円。
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ハーレーダビッドソン「ローライダーS」「ローライダーST」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2365×NA×NAmm |
ホイールベース | 1615mm |
シート高 | 710mm (720m) |
キャスター角 | 28° |
トレール | 145mm |
車両重量 | 308kg (327kg) |
エンジン形式 | 空冷4ストOHV4バルブV型2気筒 |
総排気量 | 1923cc |
ボア×ストローク | 103.5×114.3mm |
最大トルク | 168Nm/3500rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 18.9L |
タイヤサイズ(前・後) | 110/90B19・180/70B16 |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・ディスク |
※()内はローライダーST |
まとめ:小松信夫