インドネシアでホンダ製二輪車を生産、販売しているPTアストラ・ホンダが、スポーティな新型スクーター「ヴァリオ160」を発表した。

ホンダ「ヴァリオ160」の特徴

画像: ホンダ ヴァリオ125

ホンダ ヴァリオ125

前後14インチのフラットフロアボディにPCX系エンジンを搭載

PTアストラ・ホンダはインドネシアでPCX、ADV150といった日本でもおなじみのスクーターを販売するのと同時に、東南アジア向けに開発されたモデルも数多くラインナップ。その中には前後14インチホイールを備えるスポーティなスタイルの車体、パワフルで燃費も良好な水冷eSP125ccエンジン、フラットフロアやシート下の収納スペースなどによる高い実用性で高く評価されている「ヴァリオ125」がすでに存在していた。

画像: Honda Vario160 ABS インドネシア仕様・2022年モデル 総排気量:156.9cc エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ単気筒 シート高:778mm 車両重量:117kg

Honda Vario160 ABS
インドネシア仕様・2022年モデル

総排気量:156.9cc
エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ単気筒
シート高:778mm
車両重量:117kg

「ヴァリオ160」はそんな「ヴァリオ125」の上位モデルとして開発された。乗り降りしやすく使い勝手の良いフラットフロア構造や、安定性に優れる前後14インチホイールといった部分は125と同様だ。しかしスタイリングは、スポーツバイク的なイメージの強い125に対して、上質で先鋭的なイメージをプラスした新デザインを採用。上位モデルにふさわしい、落ち着いた雰囲気を感じさせている。

画像1: ホンダ「ヴァリオ160」の特徴

装備類もオールLED化された灯火類をはじめ、多機能なフル液晶メーター、コンソールボックスに設けられた充電用のUSBタイプAポート、スマートキー、容量18Lのシート下収納など、充実した内容だ。

搭載されているエンジンは、2021年にフルモデルチェンジしたPCX160ベースで、排気量156.9cc水冷4バルブのeSP+エンジン。最高出力は15.4PSと力強く、燃費もWMTCモードで46.9km/Lと良好。車体もスタイリングだけでなく、軽量と高剛性を両立するeSAFフレームを中心に新設計されている。前後ディスクのABS仕様と、前後連動ブレーキでリアのみドラムになっている、やや安価なCBS仕様の2タイプが用意されている。

画像2: ホンダ「ヴァリオ160」の特徴
画像3: ホンダ「ヴァリオ160」の特徴

ボディカラーはABS仕様の専用カラーとしてグランドマットホワイト、CBS仕様のの専用カラーとしてグランドマットレッドが設定されている。アクティブブラックはABS仕様とCBS仕様で共通、グランドマットブラックはグラフィックのカラーが異なる。またカラーに関わらず、ABS仕様とCBS仕様ではホイールのカラーも異なっている。

画像4: ホンダ「ヴァリオ160」の特徴

ちなみに「ヴァリオ160」のインドネシア現地での価格はABS仕様で2850万ルピア(≒約22万8000円)、CBS仕様で2580万ルピア(≒約20万6000円)。125ccなPCX(ABS仕様)の現地価格が2454万5000ルピア(≒約27万6000円)であることを考えれば、装備などの違いはあるもののかなり低く抑えられているのが分かる。

画像: 【公式動画】Video Product All New Honda Vario 160, Brand New Perfection www.youtube.com

【公式動画】Video Product All New Honda Vario 160, Brand New Perfection

www.youtube.com

ホンダ「ヴァリオ160」の主なスペック

全長×全幅×全高1929x679x1088mm
ホイールベース1277mm
シート高778mm
車両重量117kg (ABS)/115kg(CBS)
エンジン形式水冷4ストOHC4バルブ単気筒
総排気量156.9cc
ボア×ストローク60×55.5mm
圧縮比12
最高出力15.4PS/8500rpm
最大トルク13.8Nm/7000rpm
変速機形式Vマチック
燃料タンク容量5.5L
タイヤサイズ(前・後)100/80-14・120/70-14
ブレーキ形式(前・後)ディスク・ディスク (ABS)/ディスク・ドラム(CBS)

まとめ:小松信夫

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