以下、写真・動画・文:関野 温
▶▶▶動画はこちら 四万十川の沈下橋をモンキーバハでゆく!(撮影:関野 温)
四万十川の河口から出発、1日のツーリングで見られる4本の沈下橋
皆さんこんにちは。フォトグラファーの関野と申します。今回は高知県を流れる四万十川を紹介します。
四万十川は皆さん一度は聞いたことがあるでしょう。日本最後の清流と呼ばれ、長さは196kmにもわたります。特に有名なのは「沈下橋」(ちんかばし)と呼ばれる橋で、台風など川の水が増水した時に橋自体が川に沈む欄干のない橋です。
この橋が風光明媚で良いんですよね。
今回は2回に分け、前編では中流部の岩間沈下橋までを紹介します。
まずは河口からスタートします。
河口部は川幅も広く雄大で、四万十川と隣の竹島川に挟まれた半島のような地形の所を走ります。なかなかダイナミックです。
最初の沈下橋は河口からおよそ16kmのところにある佐田沈下橋です。
四万十川で一番下流にあり、橋の長さ四万十川では一番長い291.6m。ここは有名な沈下橋なので観光客もけっこう多く、お手軽に見に行ける沈下橋ですね。
▶▶▶動画はこちら 四万十川の沈下橋をモンキーバハでゆく!(撮影:関野 温)
次の沈下橋は三里沈下橋です。
ここは先ほどの佐田沈下橋とは違い、マイナーでちょっとわかりにくいところにあります。見逃しやすいのですが、その分観光客が少なく、静かでおすすめ。橋の幅が狭く、なかなか通るのが怖いですが、それが楽しくもあります。
沈下橋の魅力って、見た目は風情があって良いのですが、これが実際走ってみるとけっこう怖いんですよ。
欄干もないから踏み外したらアウトですし、「落ちたらどうなるんだろう」という変な想像もしてしまいます。でもそれがクセになります。
その次も個人的におすすめ。高瀬沈下橋です。
▶▶▶動画はこちら 四万十川の沈下橋をモンキーバハでゆく!(撮影:関野 温)
国道441号からすぐ近くの所にあり、看板もあります。ここも静かなところにあります。
四万十川下流部では基本的に国道441号を通るルートで、ここは時々1.5車線区間になるという感じです。道沿い昭和感あふれていて、なかなか楽しい道です。
最後は岩間沈下橋。残念ながらこの時は工事中で通れなかったのですが、なんというか周りの風景と沈下橋の風情がバツグンの橋です。現在は復旧していますよ。
前編はここで終了ですが、もし四万十川の沈下橋を見てみたいという方で1日しか時間が取れないという場合は、佐田沈下橋から岩間沈下橋までをおすすめします。
短い区間にいくつかあり、アクセスも比較的良いので周りやすいです。
旅っていいですよね。
写真・動画・文:関野 温
▶▶▶動画はこちら 四万十川の沈下橋をモンキーバハでゆく!(撮影:関野 温)
関野 温(せきの あつし)|プロフィール
バイク雑誌などで写真を撮る傍ら、ライフワークとして旅の風景写真を追いかけるフォトグラファー。ごく普通の軽自動車ホンダライフにモンキーバハを積み込んで、日本各地をさまよい続ける。もつと牛すじが大好き。