威厳も感じさせるモダンなバガースタイルの低重心な車体に、電動スクリーン付きカウルをはじめ、オーディオやキーレスシステム、大容量のハードサドルバッグ、クルーズコントロールなどの装備を満載。走りを支える車体は、倒立フォーク、アルミフレーム、ブレンボ製ラジアルマウントキャリパーといったモダンな構成。
IMUが制御するトラクションコントロール、コーナリングABSなどの電子制御デバイスも備える。これに最高出力122HPを発生する強力な1767cc PowerPlus水冷Vツインエンジンを搭載し、「レイン」「スタンダード」「スポーツ」から選択できるライドモードも装備している。
文:山口銀次郎、小松信夫/写真:柴田直行
インディアン「チャレンジャー・ダークホース」各部装備・ディテール解説

LEDヘッドライト&ランニングライトを活かした個性的なフロントマスクのデザインによって、重厚かつアグレッシブな雰囲気を漂わせるフェアリングが、チャレンジャーのスタイルを特に印象付けている部分。空気の流れを考慮したデザインで、優れた防風効果も備えている。

特徴的な大型フェアリングに装着されているスクリーンは、電動で上下に可動して無段階に高さを変更することができる。

コンパクトなサイズだがライダーの体格や好みに合わせて効果的に防風効果を調整できる構造。高さを増していくと下部には内圧を調整するための開口部が現れてくる。

ボア108×ストローク96.5mmで1767ccの大排気量を実現、最新技術を結集したPowerPlus水冷Vツインエンジン。ブラックアウト仕上げで精悍なイメージを見せるが、その中身も122HPという最高出力に加え、クラストップの178Nmというビッグトルクを生み出す、強烈なスペックを備える。

防風効果抜群な大型フェアリングの内側の左右には、出力100wの6.5インチサイズスピーカーをマウント。自動的に音量調整するイコライザーも備え、走行中でも高音質の音楽を楽しめる。バーハンドルはアップライトで手前に絞られた形状で、気負わずにリラックスしたライディングポジションで走り続けることができる。

視認性の良いアナログ表示の速度計と回転計が並ぶメーターパネル。その下にはApple CarPlay対応の、7インチのタッチスクリーン液晶パネルを中心としたRide Commandシステムを装備。iPhoneとBluetoothで接続し、Apple Musicやマップなどを直接利用でき、Siriなどでメッセージを送信可能。

伝統的なインディアン・グラフィックで彩られる燃料タンクの容量は、22.7Lというビッグサイズ。強力な大排気量エンジンながらも、快適なロングツーリングには欠かせない余裕のある航続距離を確保。
ホイールはフロント19インチ、リア16インチで、スマートなデザインのキャストホイール。フロントサスペンションは高精度な倒立テレスコピックフォークを採用し、Φ320mmローターにブレンボ製のラジアルマウントキャリパーを組み合わせたブレーキシステムを装着。リアブレーキにもブレンボ製が採用されている。

リアサスペンションは油圧でプリロード調整ができるフォックス製モノショック。ボディと合わせたスマートなデザインのハードサドルバッグは、左右合わせておよそ65Lという大容量で大量の荷物を収納でき、さらにスマートキーからリモートロックが可能なので使い勝手は良好だ。

LEDを光源とするテールランプとリアウインカーを一体にしたユニットを装着することで、バガーらしいクラシカルでシンプルなリアビューとしている。
インディアン「チャレンジャー・ダークホース」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2501×990×1346mm |
ホイールベース | 1668mm |
シート高 | 672mm |
車両重量 | 361kg(燃料非搭載時) |
エンジン形式 | 水冷4ストV型2気筒 |
総排気量 | 1767cc |
ボア×ストローク | 108×96.5mm |
圧縮比 | 11.0 |
最高出力 | 122HP |
最大トルク | 178Nm/3800rpm |
燃料タンク容量 | 22.7L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 130/60B19・180/60R16 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmダブルディスク・Φ298mmディスク |
メーカー希望小売価格 | 366万9000円~(税込) |
文:山口銀次郎、小松信夫/写真:柴田直行