文・写真:西野鉄兵
ここからは大阪モーターサイクルショー2022で見つけたアイテムを紹介します!
フラッグシップ「リフレイムジャケット」
スポーティなライディングウエアを得意とするフラッグシップ。ツーリングでの快適性や防護性能が高く、走りをしっかり楽しみたいライダーに好評を得ています。
ところが大阪モーターサイクルショー2022のブースでは、これまでと毛色が異なる製品が並んでいました。
それがこちらの「リフレイムジャケット」。アウトドアやミリタリーのテイストを感じますね。アドベンチャー系やオフロードモデルにも似合いそうです。
生地には難燃性を持たせ、キャンプツーリングでの焚き火にも配慮したとのこと。ジャケットの前面に配されたウェビングは、カラビナなどを引っかけるのに便利。さらに4つのポケットはいずれも2層構造になっていて、前面だけで計8カ所の収納スペースが設けられています。
予定価格は税込2万9480円。発売予定時期は2022年9月頃。現在、別売のインナーも含めて仕様を煮詰めているのだそう。インナーを加えればオールシーズンモデルとなるため、寒暖差の激しい山岳ツーリングにも適してきます。
また、合わせてリフレイムパンツ(予価税込1万9580円)、リフレイムグローブ(予価税込7480円)も用意。
いずれのアイテムも乗車時のみならず、アウトドアシーンで活躍する機能・仕様を保持しています。キャンプ好きライダーさん、ともに楽しみに待ちましょう!
タナックス「スポルトシートバッグ2」「ユーロシートバッグ2」
シートバッグの老舗、ツーリングライダーならだれもが知る「タナックス」。同社は長年培ってきた経験をもとに、いたずらに新商品を増やさず、堅実にロングセラーアイテムを育てていく印象があります。
2つの新作シートバッグは日帰りツーリングに便利なサイズ。荷物の少ない人なら1泊程度の宿に泊まるツーリングもできるでしょう。製品名に「2」と入っていますが、いずれも「1」は長年販売されてきました。
どちらもとてもスマートに見えませんか? 通常ならあるはずのものが、このバッグには見当たらないんです。
その答えは下の写真。
シートに固定するためのバックルがカバーによって隠されていました。バックルを隠すことで装着時も取り外した際もすっきりして見えるんですね。また盗難抑止の効果も期待できそうです。
いずれの製品も素材ちがいで2種類ずつ用意。また、バッグ内部の芯材が強化され、中身が空の状態でも立体的な形状を保てるようになっています。発売日は2022年4月21日です。
サインハウス「B+COM PLAY」
Bluetoothインカムで有名なサインハウスの「B+COM」(ビーコム)シリーズ。私の周りでは、インカム製品全般を「B+COM」と呼んでいる人も多く、「それは通販の安物だからB+COMじゃないよ」と思うこともしばしば(汗)。
大阪モーターサイクルショー2022で初公開された新製品は、「B+COM PLAY」(ビーコム プレイ)。当製品はインカムではなく、ソロツーリング専用の“聴く”機能に特化したモデルです。
主な機能としては、スマホとBluetooth接続し、音楽やナビを聴いたり、電話で話せるということ。シンプルですね。感覚的にはマイク機能が付いたワイヤレスイヤホンに近いかな。
特徴はとってもコンパクトなこと。B+COMシリーズ最軽量モデルとなります。
いままでのB+COMシリーズよりも2回りほど小さく見えました。しかもデザインはなんだかスタイリッシュ。20代のデザイナーさんが手がけた初めての製品なのだとか。かつてラインナップされていた音楽リスニングに特化した「B+COM MUSIC」のイメージを残しつつ、コンパクトさを追求、操作性も向上させています。
予定価格は税込1万2980円。2022年夏頃の発売を目指しているそう。スタッフの方いわく「バッテリーの持ちのよさにも期待してください」とのこと。通勤・通学なら週に1回程度の充電でOKとも。ロングライフ性能は長旅のときにもありがたいですね!
elf フットウェア「S17」
エルフのシューズはスポーツツーリングを楽しむライダーに支持されています。足を入れたときのフィット感の高さ、操作性の良さ、グリップ力など実際に履いてみると、ライダーのことをよく考えているいるなあ、と感心させられます。それでいて、歩きやすくて脱ぎ履きもラクなんです。
「S 17」は透湿防水性を持つ、全天候型の人気モデル。大阪では新色のコヨーテがお披露目されました。
ダイヤルとワイヤーによってフィット感を調整できる「BOAフィットシステム」は、より使いやすく強度が高い仕様に進化。製品名こそ「S 17」のままですが実質的にマイナーチェンジが図られ、2022年型はより魅力的に仕上がっています。
発売時期は2022年秋頃の予定。価格はこれまで税込2万1780円でしたが、このコヨーテカラーを含む22年モデルは1000円程度アップせざるを得ないそうです。
大阪モーターサイクルショーで見つけた、そのほかの注目アイテム
デイトナ コンパクトアウトドアチェア
近年キャンプ用品を充実させているデイトナ。個人的に気になっていた新作チェアを発見しました。
ポケットが付いているのがいいなあ、と思ったんです。ひとつポケットが付いているだけで、マルチツールや小型のライトなど「あれどこにやったっけ?」となりがちなアイテムをいつも決まった場所に置いておけます。実際にキャンプをすると、これはかなり便利だと思いますよ。
HARD WORX カーボン製トップケース 45L
RIDEZ(ライズ)が展開する「ハードワークス」のトップケースにカーボンモデルが登場しました。これまでのアルミタイプの容量45Lのものと仕様は同じで、素材をフルカーボン仕様に。実際に持たせてもらったのですが、びっくりするくらい軽かった! 見た目も美しい仕上がりです。
「ホッカイダー」のグッズが充実
『ツーリングマップル北海道』を長年担当する小原信好さんの「Hokkaider」(ホッカイダー)。大阪モーターサイクルショーへの出展は前回の2019年から2回連続となります。北海道関連の新作Tシャツやステッカー類などグッズが並んでいました。新作ホッカイダーグッズはオンラインショップでも発売される予定です。
レポート:西野鉄兵