ロイヤルエンフィールド「スクラム411」の特徴
ロイヤルエンフィールドのアジア太平洋地域責任者であるアヌジ・ドゥア氏によると、ロイヤルエンフィールドらしいレトロなテイストのスタイルに、オフロード色での走破性を重視したメカニズムと、ツーリング向けの実用性を取り入れたアドベンチャーの「ヒマラヤ」を下敷きにして誕生したという。
「ヒマラヤ」で定評のあったLS-410空冷単気筒エンジンとハリスパフォーマンスが手がけたシャシーによる優れたオフロード適性を活かしながら、ホイールサイズの変更など、街乗りでより機敏な走りもこなせるように「スクラム411」は仕立直された。
同時にスタイリングもリファインされ、そして人間工学を取り入れた快適さと扱いやすさもプラスされ、スクランブラー風アドベンチャーというべき存在となった。
また、モダンなイメージに合わせてデザインされた、合計7色ものボディカラーが設定されているのも「スクラム411」の魅力と言えるだろう。
ロイヤルエンフィールドの親会社のアイシャー・モーターズ最高経営責任者、シダータ・ラル氏は「都市部での生活は、平日の喧騒と週末の逃避行、そしてその間にあるものが全てです。私たちは、このような状況の中で現代の若いライダーにとって完璧な味方となるモーターサイクルを作りたいと思いました。スクラムは、いつでもどんな変化にも向き合う準備ができているモーターサイクルなのです」 と語っている。
「スクラム411」は、まずロイヤルエンフィールのお膝元であるインドで販売が開始されることになる。2022年半ば頃にはその他のアジア太平洋地域での発売を目指し、その後に北米や中南米などでも販売が始まる予定だという。
まとめ:小松信夫