文:若林浩志/写真:ホンダ、webオートバイ編集部
今回のお披露目はカスタムモデル
3月19日~21日に開催した大阪モーターサイクルショー2022でのクロスカブ110の展示はカスタムモデルのみ。装着されてるパーツの詳細はこちらを参照。品名から値段まできっちりチェックしてあるよ。
で、気になるのは新型クロスカブの従来型との違い。いや、そもそもクロスカブが継続されるだけで嬉しいんだけどね。純正を想像しつつ、せっかくなので色々チェックしてみるよ。
注意
以下の内容は、公式リリースの内容を元に筆者若林が勝手に想像しています。公式な内容ではないですし、勘違いや誤謬などもありますのでくれぐれもご注意を。
キャストホイール&ディスク&ABS
一番のトピックはやっぱりキャスト&ディスクブレーキ化&ABS採用でしょ。
「オフイメージの強いクロスカブにキャストってどうなんだろう」って思ったけど、似合うね。
ホイール形状はY字スポークで、新型スーパーカブ110と同様に見える。でも黒い。クロスカブシリーズは黒キャストなのかな。
で、オフロード走行について。オフでの主力はやっぱりスポークなんだけど、クロスカブは軽いしなんとでもなったりするような。またダートフリークさんにでも聞いてみよう。
もう一つ。ABSユニットがあるので、ダートの下りはリア重視の方がよさげ。
CRF250LみたいにABSのオンオフ切り替えスイッチがあれば良いんだけど、国交省の資料みてたらスイッチの搭載自体もう難しいのかも。
で、ここで新型スーパーカブ110との違い。クロスカブ110は2potキャリパーなのね。ということは、フォークアウターチューブの形状も違うのかも。画像で見てると違うような気もする。
と、いうことはですね。クロスカブのアウターチューブ、キャリパー、ホイールをスーパーカブに移植する流用カスタムが良い感じになりそう。
メーター変更
メーターパネルの配色は違うものの、スーパーカブ110と同様っぽい。もちろん、シフトインジケーター&時計装備。最高だね。
で、メーターの変更にともなってメーターボックス自体の形状も変わってる感じ。
新型エンジンの搭載
これについては、新型スーパーカブ110と見た目は一緒。
クランクケースカバーのデザインがよりシンプルになって、キックペダルやブレーキペダルも形状変更。走りはまだわかんないけど、見た目的にはかなり好み。
外観の相違点
右ミラーの取り付け位置とメーターケース形状が明らかに違いますね。
右ミラーについては、ブレーキがドラムから油圧ディスクになった影響ですね、きっと。
あとスイングアームの色が変わってるような気がする。よりシルバーになってるような。
GIFアニメで重ねるとフロントが少し上がって見えるけど、これは写真の都合な気がする。
もしかしてフォーク長とかが変わったのかと思ってフォークブーツのギザギザを数えてみたら、どっちも山が9つだった。形状も同じっぽい。
そもそもフォークは可動部なので、そういう関係もあるのかも。
あとは、スーパーカブでも見たようにエンジン回りと、それにともなってボディの切り欠きが増えてる。
元々バーハンなせいか、スーパーカブよりも印象の変化は少ない気がする。あとはどんなカラーラインナップになるかが気になる気になる。
ノーマルモデルの状態が見たい人はここをチェック
さて、カスタムクロスカブももちろん良いんだけど、「ノーマルのスタイルが見たい!」って人もいるはず。そこでホンダによるモーターサイクルショー特設サイトですよ。
このサイトに「360度ビュー」や、デザイン&機能紹介動画、排気音動画やライポジなど、一通り用意されてるぞ。
キーON時のメーター動作とかもチェックできちゃう。チェックするしかないね。
実車が出たらチェックしたいポイント
上記サイトで雰囲気はバッチリつかめるんだけど、実際に細かいところもチェックしたくなるよね。個人的に気になるポイントはずばりシート。
会場の写真だとタケガワのエアフローシートカバーが付いてるから、高さや形状がはっきり見えないのよね。
ちなみに従来型の場合なんだけど、JA44スーパーカブとJA45クロスカブってシートの高さが違うのよね。YouTuberでありJMCAアンバサダーでもあるkanaeさんに教えて貰ったんだけど、JA45クロスカブのがちょっぴりハイシートなのよ。
で、kanaeさんは身長高いのでスーパーカブ110にあえてクロスカブ110のシートをつけてたはず。
というわけで新型クロスカブでも高さ違うのかも。上記特設サイトを見ていると、微妙に新型スーパーカブ110より高くなってるようにも見えるのよね。
モーターサイクルショーで実車をチェックチェック
新型クロスカブ110カスタムモデルの実車は、東京モーターサイクルショー、名古屋モーターサイクルショーでチェックできるよ。日程は以下の通り。
第49回東京モーターサイクルショー
開催日:2022年3月25日(金)、26日(土)、27日(日)
会場:東京ビッグサイト
第1回名古屋モーターサイクルショー
開催日:2022年4月8日(金)、9日(土)、10日(日)
会場:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
文:若林浩志/写真:ホンダ、webオートバイ編集部