文・写真:西野鉄兵
エルフ|EXA11 ホワイト
2023年にライディングシューズは「白」の時代に突入?
elf(エルフ)といえばエンジンオイル、そしてライディングジャケットを思い浮かべる人は多いでしょう。シューズもかなりすごいんです! 独特なデザインは、バイクに乗ることに重きを置いて生まれたもの。機能性やフィット感に優れ、スポーツツーリングを好むライダーによく愛用されています。
大阪&東京モーターサイクルショー2022のエルフシューズコーナーでとくに目立っていたのがこちらの真っ白なシューズ。参考出品として展示されていました。
ベースとなるのはロングセラーの「EXA11」。バイク用でありながら、クルマの運転のしやすさも考慮した珍しいモデルです。
バイク用のシューズやブーツって、ソールが厚いものが多いから、クルマに乗るとアクセルやブレーキを踏んでいる感覚が乏しくて困るんですよね。EXA11は、そんな悩みを解決すべく誕生したいわばバイク+クルマの6輪スタイル。生地はメッシュ素材を多用し、通気性のよさも魅力となっています。
今回の参考出品カラー「ホワイト」は、色だけでなく「elf」の旧ロゴを採用し、クラシカルなイメージを醸し出しているのが特徴。
大阪モーターサイクルショーで担当の方に話を伺ったときは、「モーターサイクルショーの反響次第で発売を検討します」とのことでしたが、翌週の東京モーターサイクルショーでは「限定モデルとして発売したいと思っています」と前向きな回答が。
発売されるとしたら2023年の春頃になるかも? 近年では革ジャンやテキスタイルジャケット、ライディングパンツでもホワイトの製品をちらほら見かけるようになりました。汚れることをいとわず、おしゃれを最優先、そんなライダーが増えてきているのかもしれませんね。真っ白なシューズ、新たなトレンドとなるか!?
スコイコ|カジュアル ライディングシューズ
スニーカースタイルの定番製品に新作が続々登場
SCOYCO(スコイコ)は2003年に中国で立ち上がったバイク用アパレルブランドで、日本へは2017年に進出を果たしています。ジャケット・パンツ・バッグ・プロテクター製品なども展開していて、なかでもシューズはブランドの柱。東京モーターサイクルショー2022でも圧巻のラインナップを披露しました。
ブランド立ち上げまでは、欧州メーカーのOEM生産なども行なっていて、長年のノウハウが現在の靴づくりに活かされているのだとか。
ハイカット・スニーカースタイルの「カジュアル ライディングシューズ」はスコイコを代表する定番製品。グリーンのシューレースが印象的な「MT016-2(グレー)」は象徴でもあり人気の一足です。あなたも見たことがあるのでは?
そんな「カジュアル ライディングシューズ」の新作がこちら。型番「MT053」「MT054」です。
「カジュアル ライディングシューズ」シリーズはじつに多彩。基本設計は共通で、サイドジッパーやシフトパッド、滑りにくいソールを採用。なんといっても普段履きできるデザイン性が魅力といえます。
MT053は、ブラックとネイビーの2色設定。MT054はブラックとホワイトの2色を用意。仕様がほとんど変わらずデザインで好きなものを選べるというのは、嬉しいですね。MT053・MT054は2022年4月発売予定です。
さらに会場には、参考出品モデルも多数展示。とりわけ目立っていたのが金と銀の「カジュアル ライディングシューズ SP」。
発売の有無自体が未定ですが、シルバーの方はとくに期待できそうな雰囲気でしたよ。2022年~2023年、ライダーの足元はいままで以上に個性が出そうです。
ちなみにスコイコは現在、日本人の足のカタチによりピタッとはまる「ジャパンフィット」モデルを開発中。幅広・甲高な靴でないと合わないという方、今後の展開にもご注目!