アメリカ初のモーターサイクルカンパニーとして、1世紀以上の歴史を誇るインディアンモーターサイクル。この記事では人気のFTRシリーズの上級モデル「FTR S」を紹介しよう。
文:小松信夫、ゴーグル編集部/写真:柴田直行/モデル:葉月美優
インディアン「FTR S」の特徴
レーストラック直系の走行性能とスポーティな装備が魅力
長い歴史を持つアメリカのメーカー・インディアン。現在はチーフ、スカウトといった往年の名車の名を冠した豪華な大型クルーザーを主に生産している。そんなインディアン製オートバイの中で、アメリカっぽさを濃厚に感じさせるスポーティモデルがFTRシリーズだ。
スチール製トレリスフレームに強力な1203㏄水冷Vツインエンジンを搭載。ライドモード、トラクションコントロール、コーナリングABSなどの電子制御デバイスも充実。シンプルでレーシー、ネオレトロ風味あふれるダートラレーサー風スタイルが印象的。
2022年モデルで一部モデルを除き前後ホイールが17インチ化され、サスペンションも変更し、より軽快なハンドリングに仕立てられた。上級モデルの「FTR S」は専用カラーに加え、レーシーなアクラポビッチ製マフラーを装備しているのが特徴だ。
インディアン「FTR S」各部装備・ディテール解説
インディアン「FTR S」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2223×830×1295mm |
ホイールベース | 1525mm |
シート高 | 780mm |
車両重量 | 233kg(燃料満載時) |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒 |
総排気量 | 1203cc |
ボア×ストローク | 102×73.7mm |
最大トルク | 120Nm/6000rpm |
燃料タンク容量 | 13L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
メーカー希望小売価格 | 221万9000円(消費税10%込) |
文:小松信夫、ゴーグル編集部/写真:柴田直行/モデル:葉月美優