文:太田安治/写真:赤松 孝/モデル:平嶋夏海
ユニット「ロードバイク用タイヤチェンジャー」テスト&レポート
「自分でタイヤ交換」の必須アイテム誕生
ホイールの着脱ができる人でも、タイヤ交換となると販売店やタイヤ専門店に任せるのが普通。しかしロードレースやモトクロス、ジムカーナといった競技関係者は自宅やガレージで交換することが多い。専用のツールさえあればタイヤ交換のDIY作業は可能なのだ。
メンテナンスツールを幅広くラインアップしている「UNIT」の新製品は、250cc〜1000ccクラスのロードタイヤ(ホイール径16〜19インチ、タイヤ幅90〜200mm、アクスルシャフト径15mm以上)の交換作業を劇的に効率アップしてくれるツール。センターシャフトがホイールを確実にホールドし、長めのハンドルによるテコの原理でビードを楽々と落とせる。作業中にスポーク部分を傷付けないよう、ホイールが載る部分に分厚いラバーシートが装着されているのも親切だ。
今回はGSX−R125のリアタイヤでテストしてみたが、タイヤ交換の最難関とも言えるビード落としがあっけないほど簡単。そのままタイヤレバーを差し込めばスムーズにタイヤを外せる。新しいタイヤの装着に必要なエアコンプレッサーとホイールバランサーを持っている人、通常のビードブレーカーで苦戦している人には絶対にお勧め。web通販やオークションサイトでタイヤを購入して自分で交換すれば、導入コストは確実に回収できる。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
ビード落としのスムーズさは文句なし。リッタークラスでも苦労しないだろう。ただ、ミニバイクやスクーターが履いている10〜14インチに非対応なのが残念。Φ12mm程度のセンターシャフトさえあれば使えそうだが…。
文:太田安治/写真:赤松 孝/モデル:平嶋夏海