レースクイーン目線のレースレポートをご覧ください!

皆さま、こんにちは ٩( 'ω' )و
『Astemo Honda Dream SI Racing』のレースクイーンを務める楠瀬るりです。

4月23日(土)・24日(日)に、2022MFJ全日本ロードレース選手権シリーズの第2戦『NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース』三重県の鈴鹿サーキットで開催されました!!!

画像: #27 作本選手

#27 作本選手

開幕戦に引き続き、まだ二輪レース初心者の私は基本的なバイクの仕組みやレース用語をちゃんとご説明できないので、レースの詳細についてはチームの公式レースレポートをご覧ください。

(ちなみに、じつは私は初めて鈴鹿2&4に参加させていただいたので…。 “ツー・アンド・フォー” ではなく “ニ・アンド・ヨン” って読んでいて、コントローラーさんに笑われてしまいました!)
※コントローラー:レースクイーンの移動やタイムスケジュール等を管理する人のこと

全日本スーパーフォーミュラと全日本ロードレースが併催される2&4では、2輪レースはJSB1000クラスのみの開催になります。Astemo Honda Dream SI Racingは、ゼッケン#27の作本輝介選手が走りました。

今回、私が1番感動したことは「Astemo Honda Dream SI Racingはプロの集まり」であることでした!

レース2が行なわれた24日は雨が降っていて、コース上にも水たまりがある状態でした。午前中のウォームアップ走行で作本選手は転倒してしまい、マシンはフロントのサスペンションが曲がってしまって、カウルも割れてしまったりと大きなダメージを受けてしまいました。

いちばん大切な作本選手の身体はご無事で、本当に良かったです!!!
そしてそして、損傷したマシンがピットに戻ってきたら…チームスタッフの皆さんのプロのお仕事が発動したのです!

皆さんついさっきまで笑顔で話していたのに、マシンが帰ってきたら全然空気が変わっていました。損傷箇所をていねいに確認し、サスペンションの具合を確かめ、泥だらけになってしまったカウルを洗い…。マシンは大きなダメージを受けていたので、急遽スペアバイクをレース2に間に合わせることになったのですが、あっという間にマシンが調整されていき、私はもうそのプロのお仕事ぶりに目が丸くなりました!

画像1: レースクイーン目線のレースレポートをご覧ください!

マシン損傷の影響で24日はピットウォークに参加することができない予定になってしまったのですが…なんとマシンの準備が時間内に間に合い、ラスト5分ほどピットウォークにも参加できました!

Astemo Honda Dream SI Racingのマシンの登場を待って待機してくださったファンの皆様とお会いできて、私はとっても嬉しかったです♪ 「エスアイレーシングのピットウォークのために来たんだよ!」って言ってくださった方もいて、こんなにレースファンの皆さまに愛されているチームのレースクイーンであることを本当に光栄に思いました。

また、今回の雨で私はレースクイーンがグリッドウォークで傘差しする意義をすごく感じ、ファンの方からもしっかりと作本選手とマシンをお守りしてねとメッセージをいただいたので、「絶対作本選手が濡れないように頑張らなきゃ!」という使命感で傘を差していました。

でも後でチームスタッフの方から「レースクイーンの中でも一人だけ、傘の位置がすごく選手側にあったから楠瀬さんが濡れてると思った」と笑われてしまいました。自分は濡れてもいいから…と思ってたのですが、レースをご覧になってた方の中にも気づいた方いらっしゃるかな(笑)?

画像2: レースクイーン目線のレースレポートをご覧ください!

レース2では途中アクシデントによりSC(セーフティーカー)が導入されたのですが、作本選手はラストスパートで追い上げ6位入賞! ピット内では皆さん笑顔で拍手してました。私は、いつもストイックな作本選手がすこーーーし笑顔でピットに帰ってきたことが1番嬉しかったです!!

それにしてもバイクがこんなにもダメージを受けるウォームアップでの転倒だったのに、運動神経が抜群な作本選手は怪我もなく、さらに決勝のレースも攻めを重ねた走行をされて6位入賞…。本当にプロのライダーってすごいと感じました。じつは私が初めて作本選手の短パン姿を見た時の感想は「すごく鍛えていらっしゃるな…」だったのです。筋トレマニアなので、変な感想ですみません(笑)。

画像: 作本選手と。

作本選手と。

チームスタッフさんの情報によると、作本選手は絞り上げられた身体からは想像つかないほどよく食べるそうです!!(◎_◎;) パスタはつねに大盛りだとか…。食べたものが上質な筋肉に変わってるんですね。

レース後、作本選手にお話を伺ったところ、「トップと差がありすぎるので悔しい結果だし、またさらに努力していかないといけない」とおっしゃっていました。
作本選手は本当につねに上を見ていて、自分をストイックに追い込んでいく姿からも、バイクに人生をかけているのが伝わってきます。

レース後に伊藤真一監督とチーフメカニックの小原斉さんにもそれぞれお話を伺ったのですが、おふたりとも共通して「作本選手はとても速いレーサーで、絶対トップに食い込むことができる選手である」と断言されていました! そのお2人の強い想いを聞き、毎回レース後に長い時間ミーティングされていることを思い出しました。

伊藤監督によると、作本選手はJSB1000クラスのバイクでの雨の経験があまりなかったそうです。
マシンについてちんぷんかんぷんな私は、初歩的な質問をいくつもしてしまったのですが、伊藤監督も小原さんも詳しく教えてくださいました。

画像: 伊藤監督に取材しています。

伊藤監督に取材しています。

画像: チーフメカニックの小原さんにも、チームの状況についてお話を伺いました。

チーフメカニックの小原さんにも、チームの状況についてお話を伺いました。

現在のチームの課題としては、作本選手とバイクがまだ合ってるとは言えないそうです。
まず、ST1000→JSB1000に今年初めてステップアップしてマシンが変わったこと。それにタイヤがダンロップからブリヂストンに変わったのも大きいようです。選手に合うマシンにするために、サスペンションの動きなどをどう改良していくかは、選手が走ってみた感触をメカさんと話し合って決定していくそうですが、判断する材料のひとつに、走り終えたタイヤの溝を確認して、レース状況を汲み取ることも行なうそうです。タイヤを見ただけでわかることがあるなんて、ここでもプロの方はすごい! と驚きました。

画像3: レースクイーン目線のレースレポートをご覧ください!

ですが、今年から作本選手のマシンを担当されるメカさんが変わったこともあり、まだお互いの意見を100%伝え合うための途中段階なのだとか。
その中でも今戦は雨のレースで6位入賞の結果となりました。今後はもっと作本選手にピッタリなマシンに調整されていくと思うと、もうこれからのレースが楽しみですね。私もすでにすごく楽しみです!

ここからは、レース以外のこともレポートさせてください。
じつは私は、バイクの壊れ具合を考えたら、作本選手に怪我がなかったのが本当に不思議で、スタッフさんに質問してみたんです。するとレーシングスーツやレーシングブーツ、レーシンググローブ、ヘルメットなどの装具も、選手を守るためにすごく進化しているそうです! たしかに転倒後のレーシングスーツを見せていただいたところ、表面に傷はありましたが、どこも破れていませんでした! 身につけるモノも、作本選手を守ってくれてるんですね。

画像4: レースクイーン目線のレースレポートをご覧ください!

そしてそして、このヘルメットは作本選手のオリジナルデザインです! カラーは鮮やかだけど、ご自分の名前が裏に記載されているところが、ストイックで控えめな作本選手らしいと思いました。

画像5: レースクイーン目線のレースレポートをご覧ください!
画像6: レースクイーン目線のレースレポートをご覧ください!
画像7: レースクイーン目線のレースレポートをご覧ください!

私自身も、第2戦のピットでは本当にびっくり体験をさせていただきました!
なんと!! 作本選手のマシンのタイヤ(正確にはブレーキローター)のネジを締めさせていただいたのです! もちろん1つだけ!(笑)
※編集部注:タイヤマネージメントスタッフさんの監視のもと、特別に作業させていただきました。その後、しっかり点検されていますのでご安心ください。

画像8: レースクイーン目線のレースレポートをご覧ください!

ネジを締める作業は、まるで竹とんぼを回してるみたいで楽しかったです! 私はぎこちない動きだけど、メカさんは1回竹とんぼを回すだけで“きゅっ!”っていい塩梅に閉まります。これもまたプロの職人技!
ちなみに、タイヤのネジは順番に締めていくのではなく、対角線上に締めていきます! そしたら必ずちゃんとロックされるそうです。ただ、どうしてそうなるのかは私にはわかりませんでした…。どなたか、今度私にもわかるように教えてください(笑)。

また、レースクイーンのお仕事としては、今シーズン初めて『チームPRステージ』を務めました。初めての1人で話す長いスピーチに本当に緊張してしまい、サーキットに着くまでも、着いてからも、ステージ直前まで何度も練習しました(笑)。
でもいざステージに立った時に、大勢のファンの皆さまや、知っている方のお顔を見れて、2日目は落ち着いてできました! 皆さまがたくさんの写真を撮ってくださって、本当に嬉しかったです。お足元の悪い中、ステージを見てくださりありがとうございました!

画像9: レースクイーン目線のレースレポートをご覧ください!

そして鈴鹿2&4には『オートバイ女子部』から梅本まどかさんが来てくださいました!

画像10: レースクイーン目線のレースレポートをご覧ください!

よく通る明るい声が印象的で、バイクとレースに本当に熱意を持っていらっしゃる梅本さんは、レースの注目ポイントとして「作本選手がベストタイムを出すsector3!!」と見抜いておいででした。すごい!

また23日夕方に急遽行なわれた、『webオートバイ』チャンネルでのYouTube生配信でも、司会の梅本さんからはロードレースを熟知された質問が次々飛び出し、伊藤監督も、作本選手も、「あっという間に時間が過ぎた!」とおっしゃっていました。

私もこれからAstemo Honda Dream SI Racingの良さを、さらに皆さまに知っていただくためにも!!! 梅本さんのような知識を身に着けられるようもっと勉強して、チームの皆さまの素晴らしさを引き出せる質問やリポートができるよう頑張ります\\\\٩( 'ω' )و ////

ちなみに23日の夜は、梅本さんと一緒にご飯を食べました。私が韓国料理を食べたくて韓国料理屋さんにしたのですが、UFOチキンを綺麗に食べる梅本さんが可愛かったです!

画像11: レースクイーン目線のレースレポートをご覧ください!

今回のレースもたくさん感じることがあり、すごく長くなってしまいましたが、まとめると「作本選手は絶対にトップに食い込むとても速い選手で、チームの皆さま全員がトップを目指してプロのお仕事をされていること」が分かりました!

そんな素敵なAstemo Honda Dream SI Racingの今後のレースを、皆さまも私と一緒に応援よろしくお願いします!
次戦の第3戦も2&4で、鹿児島出身の作本選手の地元! 大分・オートポリスにて5月21日(土)・22日(日)に開催されます。
こちらも見ごたえ間違いなしのレースなので、どうぞお楽しみになさってくださいね!

今回も私のつたないレポートを最後までご覧いただき、本当にありがとうございます。

画像12: レースクイーン目線のレースレポートをご覧ください!

過去のレポートは、こちらからご覧ください

This article is a sponsored article by
''.