ガソリンコックの位置がノーマルと違ってて、レッグシールドと干渉しないようにしてあったんだけど、コックをオフにしたら干渉することに気づいてしまったわけ。隣人から、「乗らないときはコックをオフにした方が良いよ」と教えてもらったので、あらためてメンテ穴を拡大してみるよ。

レッグシールドの加工方法について聞いてみる

さて、ネットで調べてもレッグシールドを拡大する加工って、いまいち決め手になる情報が見つからなかったのよね。
そもそもレッグシールドは軟質樹脂(たぶんポリプロピレン)なので、塗装しずらかったり、何かと扱いが難しいのよ。

で、困った時はカブのプロたるカビィさん。

レッグシールドのメンテナンス穴を大きくなるように加工したいんですが、道具はなに使えば良いですか!?

画像1: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

あざす!

画像2: M&F Cuby 影山さん

M&F Cuby
影山さん

穴を拡大するだけなら、右から二番目の細長いタイプが一本あれば大丈夫ですよ。

なるべく細い方が切りクズが少なくて済みます。
ドリルで使うなら、軸径は6mmの方が良いかと思います。

ありがとうございます!

カブ90純正レッグシールドでやってみる

ドリル刃だけど、ストレートは単品売りが見つからなかったのでamazonで「ステンレスバー」とか「超硬バー」とかで探してこれにした。

画像: カブ90純正レッグシールドでやってみる
画像: TRUSCO(トラスコ) 超硬バー 円筒型 Φ6X刃長16X軸6 ダブルカット TB1C060 amzn.to

TRUSCO(トラスコ)
超硬バー 円筒型
Φ6X刃長16X軸6
ダブルカット TB1C060

amzn.to

で、ドリルは旧RYOBIのMD-12R。木工で使ってる。

画像: 京セラ(Kyocera) 旧リョービ MD-12R  amzn.to

京セラ(Kyocera) 旧リョービ
MD-12R

amzn.to

実際にやってみるとこんな感じ

カット位置をマジックで書いておいて、あとはひたすら掘るだけ。

画像1: 実際にやってみるとこんな感じ

掘るだけなんだけど、実は最初にホームセンターで買った激安ドリル使ったら、回転速度が全然足りなくてまるっきり掘れなかった。

画像: このドリルは回転数が全然足りなかった

このドリルは回転数が全然足りなかった

で、上にあるRYOBI(現京セラ)のMD-12Rだったらなんとかなった。
こんな感じ。

画像: DSC_0908_YouTube_2 youtu.be

DSC_0908_YouTube_2

youtu.be

完成。

画像2: 実際にやってみるとこんな感じ

これで、スムーズにガソリンコックをオフにできるようになったよ!

画像3: 実際にやってみるとこんな感じ

それなりに切りクズが出るので、お掃除はお忘れなく。

リプロ品のレッグシールドでもやってみる

よく考えたら純正レッグシールドを加工する人よりも、社外品のレッグシールドを加工する人の方が多いんじゃ無かろうか。
と、いうわけでamazonでアウスタ取り扱いのリプロ品を買って試してみた。

買ったのは、これ。他にもNTBとかMADMAXとかミニモトとかから出てるっぽい。

画像: アウトスタンディング スーパーカブ レッグシールド ベージュ スタンダード レッグカバー C50 DX STD・デラックス用 (ベージュ) amzn.to

アウトスタンディング
スーパーカブ レッグシールド ベージュ
スタンダード レッグカバー
C50 DX STD・デラックス用 (ベージュ)

amzn.to

純正で試したときにやたらと切りクズが出たので、手持ちにあったトリマー用ビットである程度穴を開けてから挑戦。あ、トリマービットじゃなくて普通のドリル刃でもいけるはず。

で、再び超硬バーとMD-12Rで掘ってみよう。

画像: リプロ品のレッグシールドでもやってみる

結果。全然歯が立たなかった

少なくともストレートの超硬バーとRYOBI(現京セラ)のMD-12Rの組み合わせでは、全然無理。掘れない。
もっと回転数高いドリル、もしくはもっと食いつきの良いビットならなんとかなるのかも。

回転数が大事

そういえば、カビィさんが「リューターが良い」っていってた。
回転数で見て見ると、MD-12Rは最大2100回転くらい。リューターだと最大20000とか30000回転なのね。回転数が速ければ溶かすように切れるんじゃないかな。
でもリューターは手持ちにない。

仕方がないので、ジグソーに曲線切り刃を付けてカット。

画像1: 回転数が大事

高速にしないと切れないかなと思ったけど、そんなことなかった。低速でも余裕。むしろ高速だとコントロールが難しかった。

画像: わかりにくいけど、超硬バーのが仕上がりは滑らか。

わかりにくいけど、超硬バーのが仕上がりは滑らか。

装着してみた。

画像2: 回転数が大事

これでオン、オフはスムーズになったけど、リザーブが上向きになるというのをすっかり忘れてた。
また掘らないと。

その後、掘り直した

画像1: その後、掘り直した

カビィさんにエアツールのリューターを借りてリベンジ。刃はたぶん超硬バー。

画像2: その後、掘り直した

あっさり加工できた。エアツールすごいな。

まとめ

リューターがあれば余裕だった。ドリルでやる場合は回転数に注意。とりあえず電動工具で刃のかかるものがあればなんとでもなりそう。

むしろ注意したいのは手工具でやる場合。分厚い上に軟質で、非常に扱いにくいので怪我しないように注意してね。

レポート:若林浩志

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