文:松下尚司/写真:松川 忍
※この記事は月刊『オートバイ』6月号別冊付録「RIDE」で掲載した記事を再編集したものです。
ヤマハ「YZF-R7」秩父ツーリングレポート
ポジションはちょいキツめ。でも、ツーリングに行きたい
「『RIDE189 TOURING RALLY』のキックオフイベントに集まっていただき、ありがとうございましたー!」と宮城県石巻市でのイベントが終了。1日、楽しそうのバイクに乗っている皆さんを見て「あぁ、バイクに乗ろう」と思い、多少のイベント疲れはあったものの、翌日、ちょいツーリング。旅のお供はヤマハの新型車YZF-R7です。
そこそこ年を重ねてくるとキツめのセパハンスポーツに乗るのはシンドくなってくるんですが、なぜかR7は最初に跨いだ時からツーリングに行ってみたいと思ってました。なんでしょう、車体との相性みたいなものが合ってたのかな。排気量もリッターまでないから、その辺りも気軽に乗れる感じがあったのかもしれないです。
今回、目的地に選んだのは秩父方面。RIDE集会でもお世話になっている「バイク弁当の大滝食堂」さんが、小鹿野バイクの森に移転したので、ご挨拶に行こうかなと。ツーリングスポットとしても有名ですし、距離感もちょうど良い。さらに、食べることが好きな自分にとって秩父は最高なんですよ。
ツーリング・ハイ。前傾の疲れも気持ち良い
「今日は絶対バイクに乗るんだ!」と思ってしまったので、何も調べずに向かった私。まぁ、それがいけないんですが、この日はバイク弁当の大滝食堂さんがお休みでして、お目当てのお弁当が食べられず…
と言っても、秩父エリアは名物が多く、グルメな街。なにかあるから大丈夫と撮影しながら探したんですが、昼時間を過ぎてたせいで、行く店行く店、中休みに入ってしまいます。こりゃいかんと西武秩父駅にあるフードコートでご飯をすることに。ここならバイクも停められて、通し営業なので安心です。さらに温泉もあるし、お土産も買えます。めちゃ便利ですよ。
秩父ツーリングは「食」を楽しむツーリングでもある
秩父は食が豊富で名物も多いんです。豚みそ丼やわらじカツ丼、ホルモンやくるみ蕎麦など、バイク乗りにはありがたい、うまいもんが揃った街。西武秩父駅前温泉『祭の湯』のフードコートでは、そんな秩父の名物がアレコレ選べます。
同行していたカメラマン松川氏が選んだのは秩父味噌拉麺(+バター温玉ご飯! めちゃめちゃ食べるじゃん!)。で、自分は名物の中でも定番中の定番、わらじかつ丼を注文しました。
有名なのでご存知の方も多いとは思いますが、どんぶりから溢れる大きいカツが特徴です。「インスタ映え」なんて言葉がない時代から、ずーっと、映えてます、この丼は。せっかく味噌が有名な土地なので、味噌わらじかつ丼をチョイスしました。こりゃ美味い。オススメです。
改めて、秩父エリアを疾走りましたけど、天気にも恵まれて、景色は良いし、道も走りやすくて気持ちの良い1日でした。平日なのに結構な数のライダーさんを見かけましたね。久々に前傾のスーパースポーツ「YZF-R7」で350kmほど乗りましたけど、心地良い疲れって感じですね。今度はプライベートでゆっくりと秩父ツーリングを楽しもうかなと思ってます。
文:松下尚司/写真:松川 忍