今回のツーリングの相棒は、結構キツめのライディングポジションと言われているヤマハの新型車「YZF-R7」。1日、体が持つか心配しつつ、半分仕事、半分遊びの気持ちでちょっと秩父まで行ってきました。
文:松下尚司/写真:松川 忍
※この記事は月刊『オートバイ』6月号別冊付録「RIDE」で掲載した記事を再編集したものです。
画像: YAMAHA YZF-R7 総排気量:688cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:835mm 車両重量:188kg 発売日:2022年2月14日 税込価格:99万9900円

YAMAHA YZF-R7

総排気量:688cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:835mm
車両重量:188kg

発売日:2022年2月14日
税込価格:99万9900円

ヤマハ「YZF-R7」秩父ツーリングレポート

ポジションはちょいキツめ。でも、ツーリングに行きたい

『RIDE189 TOURING RALLY』のキックオフイベントに集まっていただき、ありがとうございましたー!」と宮城県石巻市でのイベントが終了。1日、楽しそうのバイクに乗っている皆さんを見て「あぁ、バイクに乗ろう」と思い、多少のイベント疲れはあったものの、翌日、ちょいツーリング。旅のお供はヤマハの新型車YZF-R7です。

そこそこ年を重ねてくるとキツめのセパハンスポーツに乗るのはシンドくなってくるんですが、なぜかR7は最初に跨いだ時からツーリングに行ってみたいと思ってました。なんでしょう、車体との相性みたいなものが合ってたのかな。排気量もリッターまでないから、その辺りも気軽に乗れる感じがあったのかもしれないです。

今回、目的地に選んだのは秩父方面。RIDE集会でもお世話になっている「バイク弁当の大滝食堂」さんが、小鹿野バイクの森に移転したので、ご挨拶に行こうかなと。ツーリングスポットとしても有名ですし、距離感もちょうど良い。さらに、食べることが好きな自分にとって秩父は最高なんですよ。

画像: 秩父に向かう途中、花園インター近くの道の駅、道の駅はなぞので休憩。野菜好きな自分としては道の駅で絶対物色しちゃう。地元深谷市産のブロッコリーで悩み中。安かったなぁ、ここ。

秩父に向かう途中、花園インター近くの道の駅、道の駅はなぞので休憩。野菜好きな自分としては道の駅で絶対物色しちゃう。地元深谷市産のブロッコリーで悩み中。安かったなぁ、ここ。

画像: 朝ごはんの代わりに「黄金だんご」をいただきました。タレには秩父味噌を使い、程良い焼き目のついただんごは香ばしく、食感はモチモチ。美味くて思わずニヤニヤ。

朝ごはんの代わりに「黄金だんご」をいただきました。タレには秩父味噌を使い、程良い焼き目のついただんごは香ばしく、食感はモチモチ。美味くて思わずニヤニヤ。

画像: 道の駅はなぞの構内にある『新井武平商店』は秩父味噌で有名なヤマブのサテライト店。味噌はもちろん、味噌を使った色んなものが売っていて、有名な味噌ソフトもあります。

道の駅はなぞの構内にある『新井武平商店』は秩父味噌で有名なヤマブのサテライト店。味噌はもちろん、味噌を使った色んなものが売っていて、有名な味噌ソフトもあります。

画像: 秩父高原牧場の周辺はライダーにも人気。いい感じの道と広々とした風景が楽しめます。

秩父高原牧場の周辺はライダーにも人気。いい感じの道と広々とした風景が楽しめます。

画像: 秩父はツーリングスポットとして有名ですが、秩父郡にある小鹿野町はバイク乗りを歓迎してくれる街。バイク弁当の大滝食堂さんはその小鹿野にあるのです。

秩父はツーリングスポットとして有名ですが、秩父郡にある小鹿野町はバイク乗りを歓迎してくれる街。バイク弁当の大滝食堂さんはその小鹿野にあるのです。

画像: 「小鹿野バイクの森」内には、アライヘルメットミュージアムがあります。

「小鹿野バイクの森」内には、アライヘルメットミュージアムがあります。

画像: そして、バイク弁当の大滝食堂さん! ところが、この日はお休み……。ひざから崩れましたわ。行く前には営業日を ホームページ でチェックしましょうね。

そして、バイク弁当の大滝食堂さん! ところが、この日はお休み……。ひざから崩れましたわ。行く前には営業日をホームページでチェックしましょうね。

ツーリング・ハイ。前傾の疲れも気持ち良い

「今日は絶対バイクに乗るんだ!」と思ってしまったので、何も調べずに向かった私。まぁ、それがいけないんですが、この日はバイク弁当の大滝食堂さんがお休みでして、お目当てのお弁当が食べられず…

と言っても、秩父エリアは名物が多く、グルメな街。なにかあるから大丈夫と撮影しながら探したんですが、昼時間を過ぎてたせいで、行く店行く店、中休みに入ってしまいます。こりゃいかんと西武秩父駅にあるフードコートでご飯をすることに。ここならバイクも停められて、通し営業なので安心です。さらに温泉もあるし、お土産も買えます。めちゃ便利ですよ。

画像: 正面からの顔がとても特徴的なYZF-R7。分かりやすい新型顔なので、駐輪場では結構チラチラ見られました。

正面からの顔がとても特徴的なYZF-R7。分かりやすい新型顔なので、駐輪場では結構チラチラ見られました。

画像: 2気筒688ccエンジンモデルということもあって、車体はスーパースポーツモデルの中でもかなりスマート。

2気筒688ccエンジンモデルということもあって、車体はスーパースポーツモデルの中でもかなりスマート。

画像: 本格的なライディングポジションはスポーティな走りを求めてくる一方で、MT-07ベースの扱いやすさは、大型スポーツモデルに乗りなれていない人でも楽しめる懐の深さもあります。そして、何よりヤマハらしいデザインは抜群にスタイリッシュ。

本格的なライディングポジションはスポーティな走りを求めてくる一方で、MT-07ベースの扱いやすさは、大型スポーツモデルに乗りなれていない人でも楽しめる懐の深さもあります。そして、何よりヤマハらしいデザインは抜群にスタイリッシュ。

秩父ツーリングは「食」を楽しむツーリングでもある

秩父は食が豊富で名物も多いんです。豚みそ丼やわらじカツ丼、ホルモンやくるみ蕎麦など、バイク乗りにはありがたい、うまいもんが揃った街。西武秩父駅前温泉『祭の湯』のフードコートでは、そんな秩父の名物がアレコレ選べます。

同行していたカメラマン松川氏が選んだのは秩父味噌拉麺(+バター温玉ご飯! めちゃめちゃ食べるじゃん!)。で、自分は名物の中でも定番中の定番、わらじかつ丼を注文しました。

有名なのでご存知の方も多いとは思いますが、どんぶりから溢れる大きいカツが特徴です。「インスタ映え」なんて言葉がない時代から、ずーっと、映えてます、この丼は。せっかく味噌が有名な土地なので、味噌わらじかつ丼をチョイスしました。こりゃ美味い。オススメです。

画像1: 秩父ツーリングは「食」を楽しむツーリングでもある
画像2: 秩父ツーリングは「食」を楽しむツーリングでもある

改めて、秩父エリアを疾走りましたけど、天気にも恵まれて、景色は良いし、道も走りやすくて気持ちの良い1日でした。平日なのに結構な数のライダーさんを見かけましたね。久々に前傾のスーパースポーツ「YZF-R7」で350kmほど乗りましたけど、心地良い疲れって感じですね。今度はプライベートでゆっくりと秩父ツーリングを楽しもうかなと思ってます。

画像: 春の訪れを感じ、飛び出してきた今回のツーリング。YZF-R7と楽しく過ごせた350kmの日帰り旅でした。

春の訪れを感じ、飛び出してきた今回のツーリング。YZF-R7と楽しく過ごせた350kmの日帰り旅でした。

文:松下尚司/写真:松川 忍

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