スコマディ「テクニカ125」「ツーリスモテクニカ125」の特徴
英国の新興ブランドの125ccスクーターが日本上陸
イギリスのブレストンに本拠を置いているスコマディは、スクーターに携わること60年以上という豊富な経験を持つスクーター・イノベーション社のF・サンダーソン氏と、PMチューニング社のP・メリチ氏の2人が手を結んで2005年に創立。現在は往年のイタリアン・スクーターを思わせるスタイリッシュなオリジナルモデルを、2017年に稼働を開始したタイ工場で生産している。
今回日本上陸が発表されたスコマディ製スクーターは、「ツーリスモテクニカ125」と「テクニカ125」の2モデル。
両モデルともに「モダン・クラシック」をテーマにしたレトロなイメージのデザインが特徴で、個性的な五角形ヘッドライトが目立つフロントマスクなど、個性的でレトロなディテールで構成されている。
スタンダードモデルという位置付けで、洗練された雰囲気の仕上がりのスタイルである「ツーリスモテクニカ125」。
これに対して、スポーティモデルである「テクニカ125」では、サイドパネルを大胆にカットしてエンジンなどをむき出しにして見せ、チューニングスクーター的なやんちゃでスポーティなイメージを感じさせている。
チューブラースペースフレームに前後12インチホイールを採用。スチールとABS樹脂を組み合わせた車体に、124.6ccの空冷単気筒エンジンを搭載する基本メカニズムは両モデル共通だ。フロア前方のグローブボックス上には、USB Type-CとQC3.0という、2系統のUSB出力を備えた電流計も装備する。
ボディカラーは「ツーリスモテクニカ125」がスタンダード4色、スペシャル6色の計10色、「テクニカ125」もスタンダード3色、スペシャル2色の計5色という豊富なカラーバリエーションも魅力だ。
税込価格は「ツーリスモテクニカ125」が51万7000円(スペシャルカラーはプラス1万1000円)、「テクニカ125」は48万4000円(スペシャルカラーはプラス2万2000円)という設定。
日本での販売に向けた予約はスタンダードが2022年7月、スペシャルカラーは2022年9月からの予定で、全国のオートバイ販売店を通して受け付けるという。
スコマディ「テクニカ125」「ツーリスモテクニカ125」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 1810×670×1130mm |
ホイールベース | 1375mm |
シート高 | 769mm |
車両重量 | 125kg(乾燥) |
エンジン形式 | 空冷4ストOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 124.6cc |
ボア×ストローク | 52.4×57.8mm |
圧縮比 | 10.5 |
最高出力 | 7.2kW/7300rpm |
最大トルク | 9.67Nm/7200rpm |
変速機形式 | CVT |
燃料タンク容量 | 11L |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70-12・120/70-12 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ220mmディスク・Φ220mmディスク |
まとめ:小松信夫