以下、写真・動画・文:関野 温
▶▶▶動画はこちら! 4K撮影した津軽半島の旅(撮影:関野 温)
津軽半島の名道・竜泊ライン
皆さんこんにちは。フォトグラファーの関野と申します。今回は夏にうってつけの青森県の津軽半島を紹介します。
青森県は2つの大きな半島が目立つと思いますが、右のまさかりっぽい形をしたのが下北半島で、左の方が津軽半島です。
津軽半島の先端部は『津軽海峡冬景色』の歌でも有名な龍飛崎(たっぴざき/たっぴみさき)があります。すぐ北には北海道、本州の最果て感あふれる風情のある場所です。
今回は半島の西部、小泊からスタートします。
いきなり素晴らしい海岸線。ライオン岩と呼ばれる景勝地です。
この小泊地区でこんな看板を見つけました。
どう、すくすくすれば良いんでしょうか。
津軽半島のツーリングでイチオシの道といえば竜泊ライン。ここはぜひ行ってみてください!
小泊から龍飛崎までおおよそ20km区間の国道339号となります。
この区間は昔は道らしい道は通じていなかったところで、起伏の激しい地形に豪快に通された道です。走っていてもそれを感じます。
難所マニアの私としては、ウズウズしまくりの道です。そして道の曲線美というかラインがものすごく美しいんですよね。
竜泊ラインは海岸線を離れ、ワインディングに入ります。片側1車線ずつあり、舗装も綺麗で非常に走りやすいです。
ちょうど峠付近にあたる所に眺瞰台(ちょうかんだい)という展望所があり、そこからの眺めが素晴らしいんです。
ここからは先は下りになり、津軽半島の龍飛崎となります。
ここには津軽海峡が見渡せる龍飛埼灯台があります。
ちなみに灯台は海上保安庁が管轄しており、龍飛「埼」となります。昔の海軍の名残で、海から見た突き出た場所という意味だそうです。
▶▶▶動画はこちら! モンキーバハで走る津軽半島の旅(撮影:関野 温)
いざ、階段国道へ
そしてそして、龍飛崎には全国でここだけしかない階段国道があります。
その名の通り、階段が国道339号となっております。ぜひ下の漁港から見てみてください。362段、標高差は約70mの、石でできた階段です。
国道339号はこの先、龍飛から青森に通じています。
多分ほとんどのライダーは青森からこの龍飛に向かうと思うのでここは通ると思います。
この道も龍飛付近は昭和にタイムスリップしたかのような北国情緒あふれる道です。
▶▶▶動画はこちら! 4K撮影した津軽半島の旅(撮影:関野 温)
龍飛崎の景勝地・竜浜海岸
龍飛崎に戻って、実はちょっとマニアックな場所を紹介します。
私のおすすめで、この龍飛崎で竜浜海岸というところがあります。
この付近から見る海岸線が日本離れしています。最果て感あふれまくりです。
バイク乗りは最果てが大好きという習性があると思うのは、私だけではないはず。そして最果てに来ると、そのことを物凄く実感しまくります。
そんな津軽半島にぜひ行ってみてください。
旅っていいですよね。
写真・動画・文:関野 温
▶▶▶動画はこちら! 記事中の写真にはない絶景スポットもあり!(撮影:関野 温)
関野 温(せきの あつし)|プロフィール
バイク雑誌などで写真を撮る傍ら、ライフワークとして旅の風景写真を追いかけるフォトグラファー。ごく普通の軽自動車ホンダライフにモンキーバハを積み込んで、日本各地をさまよい続ける。もつと牛すじが大好き。