ミラーが曇ったり雨粒がついて運転に支障が出る経験は誰しもあるはず。手軽に入手でき、効果も高いという噂の100円ショップ製品を試してみた。 
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

山田化学「曇り止めフィルム」テスト&レポート

山田化学 曇り止めフィルム 2P

100円ショップでの実勢価格:税込110円
今回のテストで使用したのはダイソーで購入した長円形のタイプだが、円形タイプもある。2枚入りなので1台分が100円!

100円でミラー面の水滴付着防止!?

バックミラーに付着した水滴は後方視界を妨げる。手軽な対策としては撥水または疎水(親水)効果を持つコーティング剤の施工が挙げられるが、こうしたコーティングの皮膜はデリケートで、指で触れただけでも剥がれて効果を失うことが弱点。そこで今回は100円ショップでも人気商品となっている自動車用の曇り止めフィルムを試してみた。

貼り付けはスマホの液晶保護フィルムと同じ要領で、ミラー面の汚れと油分を落としてから裏側のシートを剥がしてフィルムを貼り、気泡を追い出して表側のシートを剥がせば作業終了。位置がズレたり、大きな気泡が入った場合は貼り直しも可能。透明度も高く、違和感はない。

霧吹きの水で試したところ、バックミラー専用の撥水系ケミカルのように水滴を微細にして弾き落とすのではなく、水滴をフィルム面に馴染ませて平滑化する効果を発揮。間近でよく見るとフィルム表面に水分が薄く乗っているが、実際はまったく気にならないレベル。雨の日はエンジン回りの熱によって発生する蒸気が上がってきて鏡面を曇らせることがあるが、この防止にも効果絶大だ。

同様の製品を使っている知人の話では2〜3カ月は効果が持続するとのこと。圧倒的な低価格のうえに貼り替えも簡単だから、まずは1セット試してみるといい。車種によってはメーター回りにも使えそうだ。

画像: ホンダ・フュージョンのミラーでテスト。鏡面の形状に合わせ、フィルムの周囲をハサミでカットして貼り付けた。

ホンダ・フュージョンのミラーでテスト。鏡面の形状に合わせ、フィルムの周囲をハサミでカットして貼り付けた。

画像: こちらはフィルムを貼っていない状態。水滴は弾かれることも馴染むこともなく、そのまま粒状に残ったままだ。

こちらはフィルムを貼っていない状態。水滴は弾かれることも馴染むこともなく、そのまま粒状に残ったままだ。

画像2: 100円ショップのミラー用曇り止めフィルムは雨粒対策として使えるのか? バイクのバックミラーに装着して実験!

テスター太田安治の欲張りリクエスト

充分な効果が得られて施工もしやすいが、ミラー面の大きさ、形状によっては切り取り加工が必要。切り取り前提でもう少し大きなサーズのシートがあってもいいが、価格が価格だけに文句は言えません。

文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

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